ボブ・ディラン、ジェリー・リー・ルイスを追悼

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ボブ・ディランが、10月28日に英国ノッティンガムで開いた公演で、その日訃報が伝えられたジェリー・リー・ルイスを追悼し、彼の曲「I Can't Seem To Say Goodbye」をパフォーマンスした。

◆ジェリー・リー・ルイス画像

彼はその夜、アンコールの時間を設け、「君らの何人が知っているかわからないが、ジェリー・リーが亡くなった。僕らはこの曲をプレイする。彼の曲の一つだ。ジェリー・リーは永遠に生き続ける。僕らみんな、それを知っている」と話し、リーがサン・レコード時代にレコーディングし、1970年にリリースした「I Can't Seem To Say Goodbye」をプレイしたという。

ディランは1969年に行われた『Rolling Stone』誌のインタビューで、彼がその年発表した9枚目のスタジオ・アルバム『Nashville Skyline』に収録した「To Be Alone With You」に関し、「ジェリー・リー・ルイスのために作ったんだ(笑)」と、冗談か本気なのかは不明ながら、話していたという。ふたりは当時、同じスタジオでレコーディングを行っていたそうだ。ルイスはその10年後、1979年にリリースしたアルバム『Jerry Lee Lewis』にディランの曲「Rita May」のカヴァーを収録した。

ロックンロールのパイオニア的存在の一人だったジェリー・リー・ルイスは10月28日に87歳で永眠。ザ・ローリング・ストーンズのメンバーやリンゴ・スター、エルトン・ジョン、ロッド・スチュワート、クイーンのブライアン・メイ、キッスのジーン・シモンズ、スラッシュら多くのミュージシャンから追悼の言葉があがった。

Ako Suzuki







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