『ランディ・ローズ』、伝説バンド“クワイエット・ライオット”デビューは日本だけ!?

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クワイエット・ライオット、オジー・オズボーン・バンドの初代ギタリストであり、今年、没後40年を迎えた永遠のギターヒーロー、ランディ・ローズのドキュメンタリー『ランディ・ローズ』が、11月11日(金)より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国ロードショーとなる。この度はランディ・ローズが初めて結成した伝説のバンド“クワイエット・ライオット”のデビューに関する意外なエピソードを紹介しよう。

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80年代、端正なルックスと華麗なるギタープレイで世界を魅了した天才ギタリスト、ランディ・ローズ。しかし自身のバンド、クワイエット・ライオットでのプロデビューは日本のみ、全米デビューは果たせなかった。その後、オジー・オズボーン・バンドへの抜擢により、転機が訪れる。“闇の帝王”オジーと“天使”のランディ、相反する個性のぶつかり合いは、極上の化学反応を巻き起こす。刺激的でキャッチ―なギターリフは時にオジーのヴォーカル以上に耳に記憶され、哀愁を帯びたギターソロは、無駄な音は一音も無い完璧なフレージングで、聴く者の心を鷲掴みにし、一気にギターヒーローとなった。しかし人気絶頂期の全米ツアー中に起きた、突然の悲劇……。一人のギター少年がロックスターへと昇華する瞬間、そして悲劇的な最期までを克明に捉えた、全音楽ファン必見の傑作ドキュメンタリーがついに日本公開となる。

アメリカの伝説的ヒップホップグループN.W.Aの真実を暴くドキュメンタリー『N.W.A & EAZY-E:キングス・オブ・コンプトン』などを手掛けたアンドレ・レリスが監督を務め、脚本と編集をマイケル・ブルーイニング、ナレーションをL.A.ガンズのトレイシー・ガンズが担当し、クワイエット・ライオット時代の貴重ライブ映像や肉声インタビュー、プライベートショットをフィーチャー。さらにオジー・オズボーンや、同時代にデビューし、共にギターヒーローへと昇華したエディ・ヴァン・ヘイレン、ランディを敬愛するミュージシャンやギター・テック、ランディの母や兄弟などの貴重なインタビューも多数収録。


そしてランディ・ローズを中心に1975年に結成されたハード・ロックバンド、クワイエット・ライオット。アメリカでのデビューアルバム『メタル・ヘルス~ランディ・ローズに捧ぐ~』は、マイケル・ジャクソン、ザ・ポリス、ライオネル・リッチーなどを抑えビルボードアルバムチャートで堂々の1位を獲得。現在までに1,000万枚以上を売り上げ、へヴィメタルのジャンルとして初めて全米1位を獲得した世界的にも有名な伝説のバンドだ。

最初期のオリジナルメンバーは、ランディの幼なじみで中学生の頃から一緒にバンド活動していたケリー・ガルニ(ベース)と、1973年にボーカルのケヴィン・ダブロウが加わり、1975年にドラムのドリュー・フォーサイスが加入しバンドを結成。中華料理店や、バイク愛好家が集まるバー、チリ祭りや大学のイベントなど様々な場所で演奏し、各地でトラブルを起こしながらもバンドは徐々に知名度を上げていった。そして、スターウッドという人気のクラブで定期ライブを開催することになり、ライブは超満員、バンドの追っかけも生まれるほどの大人気となる。なかでも一番の人気はランディだったという。しかし、クラブでの人気とは裏腹になかなかレコード契約が決まらず、地道な売込み活動を続け、やっと掴んだレーベル契約でレコードを制作したが、レーベル会社が破産。アメリカ国内での契約が決まらず、マネージャーが売り込んでいた日本でのデビューが決まり、1978年に日本のCBSソニーから発売されたデビューアルバム『静かなる暴動』でデビューを果たす。世界的に有名なクワイエット・ライオットのデビューは、意外にも日本のみであった。翌1979年には同じく日本のCBSソニーからセカンドアルバム『暴動に明日はない』が発売され、日本だけで発売されたこの2枚のレコードは、現在では希少価値が高まり高額で取引されている。

また映画の公開を記念し、文化放送で2021年9月まで放送されていた番組で数多くのギタリストを紹介し、ハードロック好きを公言している声優・森久保祥太郎がパーソナリティを務め、月刊ギター専門誌『YOUNG GUITAR』エグゼクティブ・プロデューサーで本作の字幕監修も担当した上田慎也と共に、「Every Little Thing」のギタリスト・伊藤一朗をゲストに招き、没後40年を迎えた永遠のギターヒーロー「ランディ・ローズ」の魅力を伝える90分の特別番組『RANDY RHOADS TRIBUTE RADIO』が10月21日(金)19:00~、文化放送にて放送決定している。


『ランディ・ローズ』

2022年11月11日(金)より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国ロードショー

ランディ・ローズ、オジー・オズボーン、エディ・ヴァン・ヘイレン、ルディ・サーゾ、フランキー・バネリ、ジョージ・リンチ、ゲイリー・ムーア、ダグ・アルドリッチ、ジョエル・ホークストラ、ブルース・キューリック、ドゥイージル・ザッパ/ナレーション:トレイシー・ガンズ
 監督:アンドレ・レリス 脚本・編集:マイケル・ブルーイニン
2022年/アメリカ/英語/カラー/シネスコ/5.1c/92分/原題:RANDY RHOADS:Reflections of A Guitar Icon/字幕監修:上田慎也(ヤング・ギター) 提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム 後援:文化放送 (C)RANDY RHOADS: LEGEND, LLC 2022

◆『ランディ・ローズ』 オフィシャルサイト
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