【速レポ】<中津川ソーラー>DAY1、三宅伸治 & the spoonful with ウルフルケイスケ「雨でもロックンロール!!!」
本番が近づくにつれ雨は酷くなるばかり。台風15号が確実に接近中の<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2022>だ。そのRESPECT STAGEに登場するのは三宅伸治 & the spoonful with ウルフルケイスケ。SEに合わせてハンドクラップも起こすなど、オーディエンスも楽しむ準備万端だ。
◆三宅伸治 & the spoonful with ウルフルケイスケ 画像
そんなみんなに向け、石田長生から譲り受けた1961年製フェンダー・エスクワイアを手にした三宅伸治(Vo, G)は、まずコードを一発ストローク。
それを合図に高橋“Jr.”知治(B)、茜(Dr)、KOTEZ (ブルースハープ)、ウルフルケイスケ(Vo, G)がロックンロールを軽快に鳴らし始めた。互いにアイコンタクトしつつ、笑顔の5人。とにかくロックとバンドと演奏するのが大好きというオーラ全開。それに好きなことやってるから全員、若々しい。リズムに乗ってフロントの4人はジャンプや軽快なステップも。するとオーディエンスも一緒になってジャンプ。悪天候だが、心を晴れやかに、そしてハッピーにさせるロックンロールを、三宅伸治 & the spoonful with ウルフルケイスケは鳴らし続ける。
「ブギシンジ」ではKOTEZがステージのフロントに出て、雨に打たれながらブルースハープのソロを決めながらロックンロールも踊る。それに負けじと、やはりステージ最前に出てギターソロを弾きまくるのはウルフルケイスケ。しかもギターのネックをマシンガンのように構えて、客席エリアのみんなのハートまで射貫く。
「ロックンロールで盛り上がっていこうぜ! 中津川ロックンロール! ソーラーロックンロール!! 雨でもロックンロール!!!」
そう叫んだウルフルケイスケ。そこから突入したのは「中津川だ!」。三宅伸治 & Santa Clausesの「クリスマスだ!」をアレンジした曲だが、歌詞も<中津川 THE SOLAR BUDOKAN>にちなんだ内容に変更。ソーラーパネルのことや中津川のことはもちろん、メンバーがハモりながら歌うコーラスパートは“SOLAR!”だ。
さらにモンキーズのカバーやラブソングなども挟みながら「ベートーベンをぶっとばせ」に入ったときだった。曲中でメンバーそれぞれソロを展開していったのだが、ラストの三宅伸治はステージの最前でソロを決めたと思えば、今度は歯で弾くというジミヘンばりの奏法も披露。それだけに飽き足らず、なんと、雨の降る客席エリアに飛び降り、客席エリアの真ん中あたりでギターをプレイ。雨に打たれながらソロを決め続ける銀髪のロックンローラーに、オーディエンスの熱狂ぶりも上昇するばかり。忌野清志郎との共作ナンバー「JUMP」では、メンバーもオーディエンスも、絶えない笑顔でロックンロールに酔いしれた。
取材・文◎長谷川幸信
撮影◎俵 和彦
【RESPECT STAGE】セットリスト
02. ブギシンジ
03. 中津川だ!
04. ミュージック
05. デイ・ドリーム・ビリーバー
06. 心のラブソング
07. ベートーベンをぶっとばせ
08. JUMP
■<中津川THE SOLAR BUDOKAN 2022>
会場:岐阜県中津川公園内特設ステージ
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