【インタビュー】BAND-MAID、世界征服の第二章を進める新曲「Unleash!!!!!」

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■自分たちがどんな刺激を受けられるんだろう、何を吸収できるんだろうっていうのが楽しみ

──コロナ禍で本来の活動ができない中で溜まっていたものが噴出した、ということでもあるんでしょうね。「Unleash!!!!!」はまさに新たな始まりを象徴する曲ということになりそうですけど、実際、この曲の登場直後からライヴ活動が再開されることになります。

小鳩ミク:そうですっぽね。今はそれに向けてのリハーサルを重ねていますっぽ。

──しかも自分たちのお給仕開始前に<DOWNLOAD JAPAN 2022>への出演が決まっています。

SAIKI:そうなんですよ。まさかのフェスで「おひさしぶり」という感じで。しかもそのフェスが<DOWNLOAD JAPAN>って!(笑)

──<DOWNLOAD JAPAN>ではオープニングアクトというポジションではありますけど、国内アーティストとしては唯一の出演者ということになります。

小鳩ミク:そうなんですっぽ。びっくりしましたっぽ。

SAIKI:その話を聞いた時、「なんじゃそれ!」って思いました(笑)。

小鳩ミク:「きっと他にも何組か出るんじゃない?」って言ってたんですけどっぽ、ホントに国内アーティストが私たちだけだったんで驚きましたっぽ。

SAIKI:お給仕だからこそ伝えられることというのを常に意識して、あくまでお給仕を重視した活動を続けてきてた私たちが、こんなにも有観客お給仕をせずにいたことも過去になかったわけですし、この2年半ぐらい、人前で歌ったり演奏したりってことをしてなかったわけです。だからやっぱり「大丈夫かしら?」みたいなのはありますよ。

KANAMI:えーっ!

SAIKI:いや、すごく楽しみにしてるし、べつに落ち込んでるわけじゃないんですよ。だけどなんか半々の気分という感じですね。ちょっと前だったら強気な自分しかいなかったはずなんですけど、今はちょっと不安な自分もいるっていうのが正直なところです。

KANAMI:可愛い!

SAIKI:え? なんで(笑)。

小鳩ミク:可愛いと思うポイントがどこにあったんだろうっぽ? 多分、KANAMIにとってはSAIKIの言うことすべてが可愛いんですっぽ(笑)。

KANAMI:いやー、そんなことはないんですけど、確かに緊張しちゃいますね。しかも<DOWNLOAD JAPAN>には緊張せざるを得ないセットリストを用意しているんで。「わっ、どアタマからこれ?」っていう、めっちゃ攻めてるセットリストなんですよ。

SAIKI:それについてはゴメン(笑)。でも、私にとってはずっとやってみたかった構成のセットリストなんですよ。ずっとやりたかったのになかなかできずにいたことを、<DOWNLOAD JAPAN>で初めてやってみるっていう。もうこの際だから全部大胆に行っちゃおうかな、みたいな。

KANAMI:やっぱり強気じゃーん!

SAIKI:だからそこは、半々っていう感じなんだってば(笑)。

▲小鳩ミク(G,Vo)

──不安さと大胆さが半々のようでいて、普通に考えれば超強気なのかも。

SAIKI:あははは! そうなのかな。

小鳩ミク:でも、なんだかいつもと違ってSAIKIがちょっと緊張してますっぽ。

SAIKI:うん。想像するだけで緊張してくる感じではある。

小鳩ミク:それもわかるんですっぽ。配信でお給仕はやっていましたけどっぽ、皆さんと直接会うってなると、また自分たちの感覚も全然違ってくるというか。配信についても最初のうちは味わったことのない緊張感がありましたけど、機会を重ねてきたことで慣れてきていて、それに慣れてしまったうえで久しぶりの有観客でのお給仕ということになると、ちょっと「はじめまして」に近い気持ちが私にもありますっぽね。それこそ初めて海外に行った時とかに近いかも。

KANAMI:しかもサプライズが好きじゃないですか、BAND-MAIDって。<DOWNLOAD JAPAN>でのセットリストには、ちょっと思いがけない形でのサプライズがあるはずです。

SAIKI:自分たちのお給仕にも当然、それとは違うサプライズがありますし。

──だから両方とも観に来いよ、と(笑)?

SAIKI:そうなんです! 「ちゃんと観といてよ!」って気持ちです。

──ふと思ったんですが、ライヴで「Unleash!!!!!」をやる時は、SAIKIさん的には「Different」と同じく「歌い出しに注意」ということになりそうですよね?

SAIKI:そうなんですよ。“「Unleash!!!!!」も「Different」と同じでイントロがなくて、テンポがだいぶ速いじゃないですか。テンポが速いぶん、歌い出しの合図が早く終わっちゃうんですよね(笑)。私、「Different」の歌い出しに入れなかったことがあるんですよ。

──ええ。記憶しております。

小鳩ミク:わっ、憶えられてるっぽ(笑)。

SAIKI:さすがですね(笑)。だから「Unleash!!!!!」でも同じことがあるかもな。

小鳩ミク:駄目ですっぽ(笑)。それだと私が一人でさみしいことになるから。

SAIKI:大丈夫、大丈夫。AKANEもいるよ。

小鳩ミク:あ、そっか、AKANEが叩いてるから……。いやいやいや、そういう問題じゃないっぽ(笑)!

SAIKI:あはは! ホントだよね。

KANAMI:でも、「Unleash!!!!!」をお給仕でやるのはすごく楽しみにしています。

──10月には海外のツアーも控えていますよね。しかもすでにソールドアウトの連続になっていて。(オンラインの画面内、全員が拍手)

小鳩ミク:「ありがとうございます!」としか言いようがないですっぽね。自分たちとしても、こんなに早くソールドアウトの公演がいくつも出るなんて思ってなかったですっぽ。

SAIKI:ホントにびっくりです。

小鳩ミク:逆に「ホントなのかな?」って思っちゃうぐらいで。今回のアメリカツアーはトータルで2万人動員なんですけど、「2万人? それってどれくらいだっけ?」みたいな、ちょっと人数の感覚がつかめないようなところがあって、ホントにドキドキですっぽ。他人事というわけじゃないんですけど、実際に行かないと自分のことみたいに思えないところがありますっぽね。「なんか、2万人らしいよ」みたいな(笑)。

▲KANAMI(G)

──しかもそのツアーの1本目が超大型のフェスの<AFTERSHOCK>ですもんね。

SAIKI:そうなんですよ。実際、海外のフェスに出るのも初めてなんで。オンラインでのフェスはあったんですけど、実際に海外のフェスの空気を体感するのは今回が初なので……ホントにまだ他人事みたいな感覚です。もちろん準備は進めてるんですけど、まだまだ実感が全然なくて。しかも海外のフェスって規模がすごいじゃないですか。出演者の数とかを見て、日本でのフェスとは何もかもが違うんだろうなって。そこで自分たちがどんな刺激を受けられるんだろう、何を吸収できるんだろうっていうのが楽しみではありますね。

KANAMI:海外のツアーについてはやっぱり緊張してますし、今は何より、スタートしたらゴールまで無事に向かいたいっていう気持ちでいっぱいです。途中で公演中止とかになったりせず、何事もなく乗り切ってゴールまで無事に完走したいなって。でもホント、ツアーに限らずいろんなことが久しぶりなので、何もかも緊張が伴うというか。今日も久しぶりの取材なので、言葉が上手く出てこないような感覚があって。

──ご心配なく。全然そんなことなかったですよ。

KANAMI:ああ、良かったあ!(安堵の表情)

──実際、ライヴにしろ取材にしろ、ずっと慣れ親しんできた活動に新鮮な気持ちで臨めるというのは悪いことじゃないだろうし、新しい流れの出発点となる「Unleash!!!!!」という曲自体も大切なものになるはずだし。この先の世界征服計画の続きがどんなふうに進んでいくのかを楽しみにしていますよ。

小鳩ミク:ありがとうございますっぽ! でも何より安全を重視していかないといけないですっぽね。

SAIKI:ホントにそう。ちゃんと全箇所に行けるように頑張ります。せっかくの過去最大規模での海外ツアーでもあるので、全箇所にちゃんと行きたいですし。

──日本ではマスクの常時着用、声出し厳禁という状況が続いていますけど、マスク越しでもいいから合唱したいところですよね。それこそ「Unleash!!!!!」をやった際に「Dan! Dan! Di, di, dan! Dan!」というパートだけでも声を出せたらいいのに。

SAIKI:そこは「やってくれーっ!」と思っています。まだ難しいかもしれないけど。

小鳩ミク:新曲に関してはそう思うことになるはずですっぽね。オンラインお給仕の時はご主人様・お嬢様からのコメントが頼りでしたけど、有観客のお給仕ではそれもないので。声も出せないとなると、やっぱりボディランゲージが大事になってきますっぽね(笑)。

SAIKI:大きく動いて欲しいですね。ちゃんと腕を上げましょう、肩よりも高く上げましょう、みたいな(笑)。

小鳩ミク:四十肩の方もリハビリのつもりで是非そうして欲しいですっぽ(笑)。

SAIKI:うん。みんなで準備運動から始めるといいかもしれない。

KANAMI:わぁ、どんどん楽しみになってきました(笑)!

取材・文◎増田勇一


リリース情報

■配信シングル「Unleash!!!!!」
2022年8月10日(水)発売
https://lnk.to/unleash_sg

■EP「Unleash」
2022年9月21日(水)発売
Pre-add / Pre-save:https://lnk.to/_unleash

■初回生産限定盤[CD+Blu-ray]
PCCA-06153 税込¥5,900
※特殊パッケージ仕様
※ポストカード1枚、ポスター型ブックレット封入
※Blu-ray盤のみマルチチャンネル映像対応(一部デッキによっては非対応)

■初回生産限定盤[CD+DVD]
PCCA-06154 税込¥3,500
※通常仕様

■通常盤[CD ONLY]
PCCA-06155 税込¥2,500
※通常仕様

【収録内容】
[CD]全8曲収録
Unleash!!!!!
influencer
I'll
Balance
HATE?
from now on
Sense
Corallium
※収録順は後日発表。
※楽曲タイトルは予告なく変更される場合がございます。

[Blu-ray/DVD]※初回生産限定盤のみ付属
MIKU KOBATO(G,Vo)、KANAMI(G)、MISA(B)、AKANE(Dr) Instrumental Music Video全2曲収録予定
Unleash!!!!!(Music Video)
from now on(Music Video)

予約:BAND-MAID.lnk.to/Unleash_j

※価格、収録内容共に予告なく変更となる場合がございます。

▼法人別特典
・Amazon.co.jp:アザーカットメガジャケ
・タワーレコードおよびTOWER mini全店、タワーレコードオンライン:A3クリアポスター(Type-A)
・全国HMV/HMV&BOOKS online:A3クリアポスター(Type-B)
・楽天ブックス:マグネット
※2022年9月16日(金)5:59までに予約された方には、“BAND-MAIDオリジナル配送パック”に商品を梱包してポスト投函。
※「オリジナル配送パック」は、パック資材の外装をビニールで梱包し、配送伝票はビニールに直接貼付された状態でのポスト投函となります。
・セブンネットショッピング:オリジナル巾着袋
・Neowing:A4クリアファイル(Type-A)
・ポニーキャニオンショッピングクラブ、その他法人:A4クリアファイル(Type-B)

※特典は先着で付与されます。なくなり次第終了となります。
※一部、取扱いのない店舗がございます。予約・購入時にご確認ください。
※ECサイトで予約する場合、特典付き商品を希望の方は必ず特典付きカートからご注文ください。
(一部ECサイトでは予約済み商品がキャンセル不可の場合がございます)

ライブ情報

<DOWNLOAD JAPAN 2022>
8月14日(日)出演 千葉・幕張メッセ
https://www.downloadfestivaljapan.com/

<BAND-MAID TOKYO GARDEN THEATER OKYUJI>
2023年1月9日(祝・月) 東京ガーデンシアター
開場17時/開演18時
ローソンチケットプレリクエスト先行
受付期間:7月16日(土)18時~7月24日(日)23時
https://bandmaid.tokyo/contents/534358

<SUMMER SONIC 2022>
8月20日(土)出演 千葉・幕張メッセ
https://www.summersonic.com/

<BAND-MAID PRE US OKYUJI in JAPAN>
8月17日(水) OSAKA NAMBA HATCH
8月25日(木) AICHI DAIMOND HALL
9月3日(土) MIYAGI SENDAI RENSA
9月7日(水) TOKYO ZEPP DIVER CITY
9月9日(金) TOKYO SHIBUYA EGGMAN
https://bandmaid.tokyo/contents/513787

<BAND-MAID US TOUR 2022>
10月9日(日) SACRAMENTO, CA AFTERSHOCK FES
10月12日(水) SEATTLE, WA NEPTUNE
10月14日(金) SAN FRANCISCO, CA AUGUST HALL
10月15日(土) LOS ANGELES, CA BELASCO
10月17日(月) SAN DIEGO, CA HOUSE OF BLUES
10月19日(水) PHOENIX, AZ CRESCENT BALLROOM
10月21日(金) DALLAS, TX HOUSE OF BLUES
10月22日(土) HOUSTON, TX HOUSE OF BLUES
10月25日(火) WASHINGTON, DC THE FILLMORE
10月26日(水) PHILADELPHIA, PA TLA
10月28日(金) NEW YORK, NY IRVING PLAZA
10月29日(土) BOSTON, MA PARADISE ROCK CLUB
追加公演 10月30日(日) EAST RUTHERFORD, NJ AMERICAN DREAM
追加公演 11月1日(火) CHICAGO, IL HOUSE OF BLUES
https://bandmaid.tokyo/contents/486225

<AFTERSHOCK FESTIVAL>
開催日程:2022年10月6日(木)~10月9日(日) ※米現地時間
BAND-MAID出演日は10月9日(日)
https://aftershockfestival.com/

◆BAND-MAID オフィシャルサイト
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