ジェフ・ベックとジョニー・デップ、ジョイント・アルバム『18』発売決定

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ジェフ・ベックとジョニー・デップが、ジョイント・アルバム『18』を7月15日にリリースすることを発表した。あわせて同作からのファースト・シングルとなるデップのオリジナル曲「ミス・ヘディ・ラマーに捧げる歌」のデジタル配信がスタートし、ミュージック・ビデオも公開されている。

◆ジェフ・ベック・アンド・ジョニー・デップ動画、画像

2016年に出会い、車やギターといった共通の趣味ですぐに意気投合した両者は、ベックからの提案をきっかけに2019年よりアルバムの制作をスタート。その後、3年をかけてオリジナル曲やカバー曲のレコーディングを進めてきたという。“ジェフ・ベック・アンド・ジョニー・デップ”名義でリリースされる『18』には、2020年に初のコラボ作として発表されたジョン・レノンのカバー「孤独」や先行シングル「ミス・ヘディ・ラマーに捧げる歌」をはじめ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「毛皮のヴィーナス」、エヴァリー・ブラザーズの「レット・イット・ビー・ミー」、マーヴィン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイン・オン」、デイヴィ・スピラーンの「ミッドナイト・ウォーカー」、ビーチ・ボーイズの「キャロライン・ノー」「ドント・トーク」などを含む全13曲が収録される。

ベックはアルバムのタイトルについて「ジョニーと俺が一緒にプレイし始めた時、俺たちの中にあった若々しさに満ちたスピリットとクリエイティヴィティに火がついたんだ。まるで18歳の頃に戻ったみたいだなってよく冗談を言い合っていたから、そのままそれをアルバム・タイトルにすることにしたのさ」と語る。ジャケットを飾るイラストは彼のパートナー、サンドラさんが手がけたもので、18歳の頃のベックとデップの姿が描かれている。



デップはハリウッド・ヴァンパイアーズのアルバム『ライズ』(2019年)の制作当時、同作に参加したベックに自身の曲でリード・ギターを弾いてほしいと依頼しており、それが俳優で発明家のヘディ・ラマーに敬意を表して作られた「ミス・ヘディ・ラマーに捧げる歌」だったという。ベックはこの楽曲について「この曲に圧倒されたよ。この曲が、俺と一緒にアルバムを作らないかと彼を誘った理由の一つでもあるんだ」とコメント。また、アルバム制作を振り返り「彼のようなクリエイティヴなパートナーは、もう何年もいなかったんだ。彼はこのアルバムでとても大きな力を発揮してくれた。このアルバムで、彼が本物のミュージシャンであることにみんなが気づいてくれたら嬉しいよ。ジョニー・デップがロックン・ロールを歌えるんだっていう事実は、人によっては受け入れがたいことのようだからね」と述べている。一方、ジョニー・デップも「ジェフと一緒に音楽を作り、演奏できることは、俺にとってとんでもなく名誉なことさ。ジェフは間違いなく真なる偉人の一人であり、彼のことを兄弟と呼べるなんて、すごく光栄に思っているよ」と語っている。

アルバム『18』/ジェフ・ベック・アンド・ジョニー・デップ

2022年7月15日(金)世界同時発売
WPCR-18536 ¥2,860(税抜¥2,600)
日本盤のみ解説・歌詞・対訳付
予約・配信:https://WarnerMusicJapan.lnk.to/JBJD18Pu
収録曲:
01. Midnight Walker / ミッドナイト・ウォーカー (デイヴィ・スピラーン・カヴァー)
02. Death And Resurrection Show / ザ・デス&リザレクション・ショウ (キリング・ジョーク・カヴァー)
03. Time / 安らぎの時 (デニス・ウィルソン・カヴァー)
04. Sad Motherfuckin’ Parade / サッド・マザーファッキン・パレード (ジョニー・デップ・オリジナル)
05. Don’t Talk (Put Your Head On My Shoulder) / ドント・トーク (ビーチ・ボーイズ・カヴァー)
06. This Is A Song For Miss Heady Lamarr / ミス・ヘディ・ラマーに捧げる歌 (ジョニー・デップ・オリジナル)
07. Caroline, No / キャロライン・ノー (ビーチ・ボーイズ・カヴァー)
08. Ooo Baby Baby / ウー・ベイビー・ベイビー (ザ・ミラクルズ・カヴァー)
09. What’s Going On / ホワッツ・ゴーイン・オン (マーヴィン・ゲイ・カヴァー)
10. Venus In Furs / 毛皮のヴィーナス (ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・カヴァー)
11. Let It Be Me / レット・イット・ビー・ミー (エヴァリー・ブラザーズ・カヴァー)
12. Stars / スターズ (ジャニス・イアン・カヴァー)
13. Isolation / 孤独 (ジョン・レノン・カヴァー)


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