ジーン・シモンズ、キッス・ラスト・ツアー後の計画「ツアーほどエキサイティングなものではない」
キッス最後のツアー<End Of The Road>が終盤に差し掛かり、ジーン・シモンズ(B)がその後の計画について言及した。具体的なプランには触れなかったものの、「違うタイプのものになる。ツアーのようなエキサイティングなものではない」という。
◆キッス画像
シモンズは先週、米ラジオ局95.5 KLOSの番組『Whiplash』でこう話した。「まず言っとくが、ツアーを止める理由は、プライドと自尊心、そしてファンに対する愛とリスペクトだ。リングにいつまでもこだわる世界チャンピオンにだけはなりたくない。立てなくなり、負けるのは時間の問題だ。そういうボクサーたちや、いつまでもツアーを続けるバンドたちを目にしてきた。彼らは歌詞を忘れ、顔には深い皺が刻まれているのが見える。それは、人生において自然なことだがな。俺らは正しいことをしている。俺らは、トップにいる間に、ベストな状態で止めるんだ」
「悲しいが、ハッピーでもある。ツアーをやるバンドとしての最後の公演で、俺は12歳の子供のように泣きわめくだろう。その一方で、ハッピーなことでもある。新しい章が始まるんだから。君らだって同じだ。ラッキーならば実家で飯が出て守られている状態だろうが、いずれは独り立ちし、次の章が始まる。だから、違うタイプのものになる。ツアーほどエキサイティングじゃないし、いまほどメイキャップもハイヒールもないだろう。でも、人生は続く」
<End Of The Road>ツアーは今後、ヨーロッパ、オーストラリア、北米での公演が予定されており、現時点、10月初めまでの日程が告知されている。フロントマンのポール・スタンレーは昨秋、2023年初めには終了するだろうと言及していた。
Ako Suzuki
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