【インタビュー】7ORDER、新境地を切り開く「レスポール」の不思議な魅力

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■ツアー中のホテルで完成版の歌詞と仮歌を受け取って。
■その日はどの部屋からも歌声が聞こえましたね(笑)。


──c/wの「Ups & Downs」は、苦あれば楽ありのような、7ORDERらしいメッセージも感じられました。ツアー中にレコーディングとなると、ツアーの空気をヴォーカルに反映できたところもあるのでしょうか?

萩谷:この曲に関するあれこれが、全部ツアー中に決まったんですよね。“「レスポール」以外にもう1曲、全然違うアプローチの曲を入れたいよね”という話になって、さなぴーがこの曲を選んだんです。

真田:今までの7ORDERには『天使にラブソングを』みたいなゴスペルっぽい曲がないなと思って。「レスポール」が悪魔なら、「Ups & Downs」のトラックは天使かなと思ったんですよね。デモに入っていた英詞の感じもかっこいいなって。

萩谷:それで美勇人が、“いいこともついてないことも含めて、こんな日もあるよね! と笑えたらいいよね”というテーマを提案したら、その場で作詞家のCHIKAさんがすぐに英語と日本語とミックスさせた歌詞を書いてくれました。ツアー中のホテルで完成版の歌詞と仮歌を受け取って。

森田:その日はどの部屋からも歌声が聞こえましたね(笑)。

長妻:たしかに(笑)。賑やかだったね。

萩谷:歌割りを決めたのもツアーの楽屋でしたね。みんなで歌いながら“あなたはここがいいんじゃない?”みたいな感じでした。

真田:だから7ORDER史上いちばんとんとん拍子でレコーディングまで進んだ曲なんですよね。歌詞も一発でばっちりだった。だからアットホームかつ自分たちの今までにないエッセンスがブレンドした曲になったんじゃないかなと思います。

萩谷:これだけ英詞が多いのは初めてだったから難しかったです。今までにないメロディや譜割りだったので、グルーヴを出すために歌い方も細かく指導していただきました。レコーディングブースに置いてあった歌詞カードの英語の上にカタカナでふりがな振ってるメンバーもいて、これ誰書いたんだろう? と思ってましたね(笑)。文字の大きさで強弱をつけてたりして(笑)。

安井:あ~俺かもしれない(笑)。

阿部:アクセントつけるところに赤ペン入れる人もいるよね。

萩谷:みなさんの書き込みを参考にさせてもらいました(笑)。

安井:MVもそういう等身大な感じというか、ラフな手作り感のある仕上がりになりましたね。衣装もツアー中にみんなで古着屋さんに行って服を買って。みんなの服とのバランスを見て服を選んだりして、面白かったですね。スタイリストさんのありがたみもますます感じましたねえ……。

萩谷:自分の好きな服を選ぶのは簡単だけど、7人の個性とバランスを取るのって難しいんだなと思ったよね。色とかかたちとか。

安井:でもこういうことをレコーディングの前にできたのも良かったよね。衣装をみんなで考えていったことで、音楽とは違う面で曲の解釈が深まったんです。“こういう人がいたらこういう人がいてもいいんだ”みたいな曲の色味、風合いが理解できたぶん、レコーディングでイメージがつきやすかった。だからセルフでの衣装合わせは大変だったけど、やって良かったなと思いましたね。


──お話を伺っていると、<7ORDER LIVE TOUR 2021-2022「Date with.......」>も、かなり充実しているようで。

真田:今まで行ったことがない土地にお邪魔させていただいているので、その土地土地にいるお客さんの空気を感じられますね。ステージから客席がよく見えるので、いつも来てくださっている人もいれば、今まで見たことがない方もいて。僕たちがプライベートでも行ったことがない土地に、僕らを待っててくれる人がいるのは、本当にうれしいですね。

長妻:アンコールで“この曲とこの曲、どっちがいい?”とペンライトの色で多数決を取って、多いほうを披露していて。今まではかっこいい演出をつけていた曲を、ちょっとラフにアンコールバージョンとしてやってみると曲の違う一面が見られて、固定観念がファーン!(※天を仰ぐ動作)と取れた感じがして。すごく楽しかったです。

安井:ちゃんとしたこと言ってる~と思ったら“ファーン!”で全部ふっ飛んだよ(笑)。あと、ツアーを回っていくなかで「agitate」の解釈が変わってきた感じはするかな。より深いところが見えてきたというか、最初レコーディングしたときとはまた違う感覚で歌えてる気がする。かなりキメキメな曲なんだけど、かっこつけずに落ち着いてパフォーマンスできるようになってきた。それはみんなの音を聴けるようになったからかも。

諸星:ツアーをやっていくにしたがって、“このシーンでこういう曲があったらいいな”とか“今後こういう曲も欲しいな”と思うようになってきましたね。あと、ツアー中にサカナクションさんのライヴを観に行ったんですよ。ちょっとラフな曲があると強い曲がより効いてくるんだなと気づかされたし、演奏力に圧倒されて。刺激になりましたね。

森田:去年の夏に回った<武者修行TOUR>の時は7人全員の表現にこだわったけど、今回は3人、2人、2人みたいに少人数でのステージも組んでみて。それぞれの個性を使ってまた新しいものが見せられるようになって、見せ方のバリエーションが増えてきたなと思っていますね。7人でいるときと3人でいるときでは、自分の役割もちょっと違って。それも面白いなと思います。

──7ORDERでやれることは今後どんどん増えていきそうですね。

安井:それこそ「レスポール」も新境地ですしね。『ツーアウトフルベース』がなければ、こういう曲をやろうという発想にはならなかった。ほんと、巡り合わせだなと思います。

阿部:「レスポール」はどんな会場でも、聴いてくれる人の心に響く曲だと思うんです。だからこの先も、どんなステージでもちゃんと届く歌い方で歌いたいと思っていますね。

取材・文◎沖さやこ

[撮り下ろし写真クレジット]
写真:TOYO
スタイリング:Toshio Takeda (mild inc.)
ヘアメイク:Chiho Oshima

[衣装クレジット]
阿部顕嵐
ベルト/DELUXE(デラックス)

萩谷慧悟
ジャケット/Dry Bones(ドライボーンズ)
パンツ/DELUXE(デラックス)

以外スタイリスト私物

■問い合わせ先
・DELUXE
インスタアカウント@deluxe_jp
Tel:03-6805-1661

・Dry Bones
Tel:03-5458-5688

2nd SINGLE「レスポール」

2022年3月30日(水)発売
阿部顕嵐 初主演映画『 ツーアウトフルベース 』主題歌
[CD収録内容共通]
M1.レスポール
M2. Ups & Downs
M3.レスポール -Gakuya-

【セブン盤】CD+DVD
COZA-1883/4 ¥2,530(Tax in)
[DVD収録内容]
レスポール MUSIC VIDEO SPECIAL EDITION
Ups & Downs -ONE CUT VIDEO-
MUSIC VIDEO メイキング

【イチ盤】CD+GOODS
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【通常盤】CD ONLY
COCA-17992 ¥1,430(Tax in)


▲「レスポール」セブン盤


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▲「レスポール」通常盤

Huluストア 配信情報

『7ORDER LIVE TOUR 2021-2022「Date with.......」』
【国立代々木競技場 第一体育館公演】
2022年4月2日(土) 21:00開演
※ライブ配信時間は予告なく変更になる場合がございます。

【7ORDERと一緒に見るライブTVチャット】
2022年4月3日(日)19:00配信開始
※ライブ配信の場合は、上記時間のみ視聴が可能です。
※ライブ配信ご視聴の際は、巻き戻しや一時停止はできません。

・見逃し配信
ライブ配信終了後、準備が整い次第~4月10日(日)23:59(※2コンテンツ共通)

・出演者
7ORDER(安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央)
  
【ライブ配信、見逃し配信視聴料】
ファンクラブ会員価格
・1日視聴チケット 各日3,850円(税込)
・2日通し視聴チケット 6,600円(税込)

一般会員価格
・1日視聴チケット 各日4,400円(税込)
・2日通し視聴チケット 7,700円(税込)

※7ORDER公式ファンクラブに加入されている方は、ファンクラブ会員価格で購入いただけます。
※見逃し配信の視聴可能期間は限られておりますので、ご注意ください。

【販売期間】
2022年3月25日(金)13:00~4月10日(日)21:00(※2コンテンツ共通)
※販売期間は予告なく変更になる場合がございます。

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