スラッシュ、エアロスミスの『Rocks』は「現在の自分を形成するのに大きく関与した」
ミュージシャン、スラッシュが誕生するにあたり、エアロスミスが1976年にリリースした4枚目のスタジオ・アルバム『Rocks』が大きな役割を果たしていたそうだ。
◆スラッシュ画像
スラッシュは米WMSC FMのインタビューで、『Rocks』やその収録曲「Nobody's Fault」をこう称賛した。「エアロスミスの曲に“Nobody’s Fault”って曲がある。『Rocks』に収録されている。俺がギターを初めて手にしたとき、よく聴いていた曲の1つだ。あのレコード、特にあのアルバムは現在の俺を形成するのに大きく関与した。“Nobody’s Fault”はおそらく、最もヘヴィなハード・ロック・ソングの1つだ。70年代、そしてエアロスミスの一つの時代を象徴している。ブラック・サバスのヘヴィさとは違う。ヘヴィ・メタルじゃない。でも、本当にハードコアでハード・ロックな曲だ。大好きだった」
スラッシュは以前、10代初めの頃に気になっていた年上の女の子からようやく家に招待され、そこでエアロスミスの『Rocks』を聴き、衝撃を受けたと話している。それは、「何度も何度も聴き直し、女の子のことは完全に吹き飛んでしまった」「家に戻る途中、自分の人生は変わったと実感しながら自転車をこいでいた」ほどのインパクトがあったそうだ。
彼はまた、2018年には、「エアロスミスは、若いバンドが目を向ける必要のあるバンドだ。なぜなら、彼らはいま残ってる最後の本物の1つだからだ。生まれながらにそのフィーリングが備わっていて、威厳がある。そして、全てが楽器から誕生してる。録音物やケータイなんか使ってない。だから、間違いなく、彼らはロックンロールとはなんなのかって点で模範だ」とも話していた。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
エアロスミスのピンズカプセルトイ、『THE ARTIST COLLECTION』の第4弾として登場
エアロスミスのトム・ハミルトン「別のシンガーとツアーを続行するのは想像できない」
ブライアン・メイ、エアロスミスのツアー引退に涙
エアロスミス、ツアー活動から引退。フェアウェル・ツアーは中止に
スラッシュ、25歳で亡くなった継娘を追悼「僕の心には修復できないひびが入った」
スラッシュ、継娘を亡くし、ツアーを中断
【インタビュー】スラッシュ本人から、ブルース・ロック・アルバム『オージィ・オブ・ザ・ダムド』全曲解説
スティーヴン・タイラー、ブラック・クロウズのロンドン公演にサプライズ出演
ギブソン、スラッシュのライブでのメイン機“ジェシカ”レスポール・スタンダードを発売