【連載】Vol.126「Mike's Boogie Station=音楽にいつも感謝!=」

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ストーンズ・ファン狂喜乱舞『Stones from the Inside ビル・ワイマン』!



ローリング・ストーンズが1962年に結成されてから1年も経たないうちにビル・ワイマンが正式にベース奏者として迎えられた。その理由をビルは僕に何度もこう語った。「俺の持ってたアンプがその当時のストーンズには高嶺の花だったんだ。だから直ぐにメンバーになれたのさ、笑」。36年生まれのビルはメンバーの中で最年長である。当時のUKやUSでも日本の芸能界同様に年齢をサバを読むのが当たり前みたい。例えばタイトルが何とも笑ってしまうストーンズのJPファースト・アルバム(『これがリヴァプールサウンドの決定盤!』)のライナーのメンバー紹介でビルは41年生まれになっている(笑)。因みにミック・ジャガーは44年と記されているけどホントは43年。キース・リチャード(ケイス・リチャードと表記)は43年でチャーリー・ワッツも41年と正確に表記。ブライアン・ジョーンズは44年、ホントは42年だった。当時はこんな具合だった。


▲日本盤ファーストLPバック・カバー from Mike‘s Collection

ビル・ワイマンといえばストーンズに関するメモ魔&RSグッズ・コレクターでもあることは巷では有名な話である。彼とはこの30年余り親交を深めておりストーンズの日本盤LP帯付を何度か郵送し、お礼状をもらったことも何度か貰ったりもした……。その彼が90年にオープンしたロンドン/Sticky Fingers Cafeに僕は何度か足を運んだ。


▲30年位前、ロニー・ウッド絵画展打ち合わせでロンドンに飛んだ際に遅いランチをSFカフェでしてたらホント偶然なんだけどオーナーのビルと“久しぶり”!左はビルの息子スティーヴン君。 from Mile’s Photo Album

そんなビルはこれまでに「Stone Alone」や「Rolling With the Stones」などを発表してきたが、昨年とっても素敵な写真集をリリースした。「STONRS FROM THE INSIDE/RARE AND UNSEEN IMGES」。早速入手して、思い出のストーンズ・ショットを1枚1枚じっくりと満喫した。この度ビルによる素晴らしき写真集が遂に日本版刊『STONES FROM THE INSIDEーローリング・ストーンズ写真集』(Pヴァイン)として豪華本で発売された。彼は昔から写真撮影にとっても興味があって、その秘訣を91年フランクフルトでじっくりと聞いたことがある(その前にちょっとしたエピソード:アーバン・ジャングル・ツアー中、RSスタッフ一同はフランクフルト公演翌日早々に次公演地にフライト。僕は彼らと同HTL宿泊、チェックアウトしてSFカフェに行く目的でロンドンへという予定。ロビーに降りるとソファーにぽつんとビルが座っていた。「ビルどうしたの、寝坊して出発に遅れたの」「違うよマイク。実は俺、飛行機あまり好きじゃない。時間的に余裕がある時は単独で電車移動することにしてるんだ」。このツアーの少し後にビルはストーンズを去るんだけど、飛行機移動嫌いがRS脱退の 一因でもあったとその後の彼のソロ・アルバム・リリース時インタビューで語ってくれた)。

閑話休題。『STONES FROM THE INSIDEーローリング・ストーンズ写真集』はビル・ワイマンが66~91年にシャッターを押し続けた千万無量の ショットから選分された素晴らしいシーンのオン・パレードなのだ。ここでプレス・リリースからの一部を引用させて頂く。
*大判276ページの大ボリューム。
*デヴィッド・ボウイ、ジョン・レノン、 リンゴ・スター、セルジュ・ゲンズブールといった綺羅星のようなスターたちとの交流が至近距離で捉えられています。
*多くの写真にビル自身による解説もつき、全ストーンズ・ファン必携の一冊です!









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ストーンズ・グッズ・コレクターまたまた狂喜乱舞『HOT STUFF ザ・ローリング・ストーンズ メモラビリア・コレクション』!


ストーンズの熱狂的ファンの何人かと機会がある毎に連絡を取り合っている。彼らのコンサートをほぼ全てを追いかけリポートしているノルウェー/IORRのビョルナフ・ヴィク(RS最新東京ドーム公演では並んで楽しんだ 笑、5年前のハンブルグでもいろんな話をした)、そのフットワークの軽さは真似が出来ない。


▲ビョルナフと筆者

そしてドイツ/The Complete Works Websiteのニコ・ゼントグラフ(No Filter Tour初日@ハンブルグででは一緒なった)、彼のデータを僕はいろいろ活用させて貰っている、汗。Nico&Mikeの 音源情報交換は続いている。ドイツ/Basement Newsの ディータ・ホフマン(RS初来日時にはTIXやHTLを手配してあげた)とも大の仲良し。アメリカ/BEGGARS BANQUETのビル・ジャーマン(東京やドイツで一緒にRSコンサートを楽しんだ。勿論彼の地元ビッグ・アップルでも…。つい先頃クリスマス・メールを貰った)。彼の著作『アンダー・ゼア・サム』(リットーミュージック)は我が国でも今秋リリースされたばかりでこのコラムでも紹介した他、某新聞で書評させて貰った。

https://www.barks.jp/news/?id=1000209262

我が国ではStone Peopleの RSFC会長・池田祐司さん!そしてストーンズ・グッズ・コレクターといえば写真集『Not Fade Away』でも知られる英国/クリス・イボーン(イーボーンではありません、30年前に本人確認した、笑)が世界一だと僕は思う。僕と同年代の彼とはロンドンで何度も遊び、ドミニオン・シアター側(そば)のマニアックなレコード&グッズ・ショップをいろいろ案内して貰った。最近でもよくEメールをもらう。そのクリスからのお墨付きを貰いビル・ジャーマンからも注目される若きRSグッズ・コレクターがマット・リーだ。彼のことは大分前からクリスやビルからいろいろ聞かされていた。この度マット・リーのメモラビリア・コレクションが250頁以上の豪華写真集となって発刊された。『HOT STUFF ザ・ローリング・ストーンズ メモラビアリア・コレクション』(リットーミュージック)だ。リットーミュージックから送られたプレス・リリースにはこう記されている。〈1963年のデビュー前のライヴ・ポスター、最初のプロ契約書、ステージ・コスチューム、ツアー・グッズ、直筆サイン、手書きのセットリストなどなど、1,000以上の秘蔵アイテムを大公開!〉。


▲日本公開の映画『ローリング・ストーンズ イン ギミー・シェルター』のポスター&パンフは海外のファンが凄く欲しがるのです…


▲1972年夏のRS/USツアーはワーナーパイオニアからご招待受けたけどレギュラー番組の関係で涙を呑んだ そのツアーに参戦した友人からお土産としてサイコロ・ポスターを… パネル張にしてしまってある


▲1973年の幻と化した武道館公演ポスター ウドー音楽事務所から10枚くらい貰って友人たちにプレゼント 残っているのは2~3枚かな


▲僕もチャーリー・ワッツが使用したスティックをゲットした(勿論1回だけ 未使用ヴァージョンと比べるとスティック各所にドラミングした痕跡が残っているのです!)東京ドーム・ヴァージョン

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【オマケ】
僕はストーンズ・グッズ・コレクターではないけどモノステ派ではないので50年以上ファン&業界人しているといろいろとたまる。そんなグッズをPARCOほか全国のイベント会場で何度か短期間公開させて貰ったことがある。2000年11月名古屋市栄にオープンしたマナハウス(現ダイテックサカエビル)では1年半以上に亘って“Mike’s Stones Collection Box”無料展示した。この機会にその一部をご紹介させて貰う・・・。






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エルヴィス ・プレスリー87回目Birthdayを前にムック『THE★ロカビリー!presents エルヴィス “まるごと一冊エルヴィス ”』を楽しもう!


15年位前までは毎年1月8日前後の日曜日には“エルヴィス 生誕祭”のMCをしていた。その後も年が明けるといつも以上にザ・キング、エルヴィスの 楽曲を聴きまくリ映像を楽しむ。そんな時、ムック『THE★ロカビリー!presents エルヴィス “まるごと一冊エルヴィス ”』(シンコーミュージック・エンタテイメント)の頁を捲るといろいろな想い出が脳裏を走る。勿論エルヴィス ・ナンバー「Memories」と共に……。その内容はEPFCが発行していた“月刊ELVIS”を思い出す(僕も執筆していたその“月刊ELVIS”もしっかり紹介されている)。エルヴィス 愛をダイレクトに感じさせる本書はEPグッズからEPカフェまでとっても楽しい内容。1973年1月の『Elvis ALOHA from Hawaii』に関わった牛窪成弘さん、高橋明子さん、石島稔さんの 証言は興味深く読ませて貰った。お三方とは半世紀以上前いろいろお世話になった。石島さんとは先頃“和田栄司さんお別れの会”でお会いした。
そして”エルヴィス といえば、湯川れい子さん!“、この頁もしっかり拝読した。御述するけど【湯川れい子 洋楽裏話 千夜十夜 with Mike Koshitani 】第四夜は《エルヴィス ・スペシャル》!ゲストは本書で牛窪さん、高橋さん、石島さんをインタビューしたビリー諸川!乞うご期待!!

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『デンデケ・アンコール』音楽ファンは必読書なのだ!


1991年、芦原すなおの小説「青春デンデケデケデケ」は直木賞を獲得した。60年代中期、四国の高校生ちっくんこと藤原竹良はベンチャーズ のエレキ・サウンドに打ちのめさせられ、そこでバンドを結成しロックなハイスクール・ライフを楽しむ。全国でエレキ・ブーム旋風が巻き起こっていたあの時代の青春音楽物語。ベンチャーズ の他ビートルズやストーンズやエディ・フロイドまで登場するこのブギーな作品は翌年、故・大林宣彦がメガフォンを撮り映画化された。その頃だと記憶しているけどベンチャーズ 来日公演パンフレット掲載用に僕は加山雄三、渚ゆう子etc多くのベンチャーズ ・フリークにインタビューしたけど、芦原すなおもその一人だった。以来、同年代の芦原とは“仲良し”になり、近年マイ・トーク・イベントfeatベンチャーズ にもお呼びしたこともある。そんな彼から“著者サイン入り”新刊書籍が届いた。『デンデケアンコール』(作品社)である。

60年代後半、ベンチャーズ 大好き少年たちは其々の道に進む。ちっくんは東京の大学に進み益々ロック&ソウルな音楽漬、プロのミュージシャンを目指す。そして70年代から現在に至るまでの半世紀以上の彼の音楽との共存が楽しく描かれている。ノンフィクションだけどミュージシャン、ミック・ジャガーとかレオン・ラッセル………は勿論実名。僕のよく通っていたMUGEN、レギュラー出演していた”リブヤング!“まで本作に登場してくる。意図的に芦原に尋ねないことにしてるんだけど(笑)、ちっくんは絶対に芦原本人だと思う。『デンデケ・アンコール』には音楽雑誌“ローリング・タイム”女性編集長・月見クミコへ自作を売り込むという条があるけど、きっとここはミュージックライフ編集長の星加ルミ子さんだと僕は睨んでいる(再笑)。
本書はちっくんの音楽人生を実に楽しく描かれている快作であると共に、この50年間のロック史を垣間見れる“歴史書”でもあると痛感させられた。


▲芦原すなお&筆者

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『まるで魔法なスパイスカレー』 ヘンドリク若林剛史



友人でもあるビートルズ研究家の藤本国彦さんは大のカレー・フリークだけど僕もカレー大好きで時々クックする。4半世紀以上前から月に一度は通っているのが渋谷区神宮前のビクタースタジオ側(そば)の“CURRY BAR HENDRIX”。オープンは1993年12月、ファウンダーは僕の中央大学附属高校3年B組同期生(席は僕の前だった 笑)の服部裕。店名はもちろんJim、ジミへンに由来している。服部は70年代後半から現在に至るまでヘンドリクス近くでこれまた酒&料理、そして音楽サイコーの“ぎっちょん”で頑張っている(ここにはミック・テイラーやイアン・マクレガンも連れっていった)。ヘンドリクス現在はぎっちょんスタッフだった若林剛史が全面プロデュース、カレーの達人として日々その腕前をアップ、常連客は多い。彼はカレーだけでなく、次々にオリジナル・メニューを開発、酒呑みから大好評。

そんな若林が僕らカレー・フリークから注目の一冊が登場、『まるで魔法なスパイスカレー』(主婦の友社)だ。ヘンドリク・オリジナルの“基本のミックススパイス&調味料”から始まり、チキンカレー、キーママトンカレー、ポークカレーetc数多くのカレーのクック法が紹介されている。因みに僕はポークカレーでにすった大蒜&カイエンペッパーを大量に加えたMike’s versionをお願いする。



本書には常連客にはお馴染みワカ・オリジナル摘も登場する。マイ・フェイヴァリットはラム肉のメンチ、しめサバのカルパッチョ、マッシュルームのブルーチーズソース。以前、揚げる前のメンチを沢山テイク・アウトしてよく怒られた(笑)。ダイアモンド☆ユカイも時々ここでカレーするらしく、「今ヘンドリクだけど来ない!?」なんて携帯貰ったこともある。そういえばこのコラムの木暮“shake”武彦インタビューは@ヘンドリクス。

https://www.barks.jp/news/?id=1000136210

ゴスペラーズも大のヘンドリク・ファンだ。ビクタースタジオで録音中の桑田選手が出前を頼んだこともあるとか…。この12月、僕は元西武ライオンズの奈部川勉とポークカレー/Mike’s version を食したけど、ライオンズ→ジャイアンツの片岡治大も来場したこともあるとワカにきいた。


▲奈部川勉と筆者@HENDRIX

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湯川れい子 洋楽裏話 千夜十夜 with マイク越谷“第四夜“エルヴィス・プレスリー!

音楽ファン永遠のアイドル&スーパースター、20世紀最高の偉大なるアーティスト、エルヴィス・プレスリー!第四夜ではザ・キングの魅力、素晴らしさを徹底して語り尽くします。我が国エルヴィス伝承者最高峰、湯川れい子が徹底熱弁。乞うご期待です。



ゲストは音楽&トークでエルヴィス のカッコ良さを伝え続けるシャウター、ビリー諸川!ビリーのエルヴィス 50年代オン・ステージは世界中で大人気。おだてたらひょっとしてのって2~3曲歌ってくれるかも………。日本人でジェイムズ・バートンやチャーリー・ホッジ、グレン・D・ハーディン、D・J・フォンタナとサン・レコードでレコーディングした唯一の人物、それがビリー諸川です。

”エルヴィスTCBバンドに加えてドラムスはD・Jフォンタナって、歴史上も無いんじゃないの!?そんなビリーさんの歴史的録音についても詳しく語ります“(Reiko Yukawa)。

ナビゲーターはMike Koshitani。生まれて初めて体験した海外コンサートは1972年11月ハワイでのエルヴィス ・オン・ステージ。れい子先生監修の『ワークス・エルヴィス 』著者……。

そしてこの日の三人は1980年代から20年、エルヴィス ・プレスリー・ファン・クラブ主催“エルヴィス生誕祭”で共演していたのです。

アルコールのいける人はお好きなお酒を手に。飲めない人はソフトドリンクで。お食事もありますヨ。そうそう「今のうちに聞いておかないと、損するよ!!」とれい子さんが言っていま~す。

もちろん今回もプレゼント・タイムが待ってます!

◆ゲスト : ビリー諸川 https://ameblo.jp/billy/
◆ナビゲーター:湯川れい子 @yukawareiko Mike Koshitani https://www.barks.jp/keywords/mikes_boogie_station.html

◆日時:2022年2月13日 日曜日
OPEN 12:30 / START 13:00
◆入場料:予約¥3000 (+お飲み物¥600 アルコールもご用意してあります)
▲お食事もございます
◆予約サイト
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/reserve?event_id=200995
◆お問い合わせ:LOFT9 Shibuya
TEL: 03-5784-1239(12:00-22:00)

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《イベントinfo》
◆The Greatest Rock & Pop History!
~For The Next Generation~
Tribute to Michael Jackson supported by MUSIC LIFE CLUB
日程:2022年1月8日(土)
会場:青山 月見ル君想フ
M C :JACK(from DISCYU)
ゲスト:Mike Koshitani(音楽評論家 - DJ)
出演:DISCYU(Tribute to Michael Jackson)
時間:開場 13:30 開演 14:00

◆MUSIC LIFE ビリー・ジョエル発売記念!
The Greatest Rock & Pop History
~For The Next Generation~
Tribute to Billy Joel presented by MUSIC LIFE CLUB
日程:2022年1月8日(土)
会場:青山 月見ル君想フ
M C :Mike Koshitani(音楽評論家 - DJ)
ゲスト:阿久津知宏(写真家・ビリージョエル公認フォトグラファー)
出演:Busy Joel(Tribute to Billy Joel)/
時間:開場 18:30 開演 19:00

https://www.moonromantic.com/allevents/categories/2022-01

◆「Mike's Boogie Station=音楽にいつも感謝!=」まとめページ
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