ニルヴァーナ、『Nevermind』訴訟の棄却を求める

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ニルヴァーナが1991年にリリースしたセカンド・アルバム『Nevermind』のアートワークでフィーチャーされた裸の赤ちゃん、Spencer Elden氏(現在30歳)が、あれは子供に対する性的搾取だったと、ニルヴァーナのメンバーやフォトグラファー、レコード会社らを告訴したことに対し、ニルヴァーナ側の弁護士は今週、原告の訴えを却下すべきだとの申し立てを米カリフォルニア州の連邦裁判所に提出した。

デイヴ・グロール、クリス・ノヴォセリック、コートニー・ラヴ、フォトグラファーのKirk Weddle、UMG Recordings、Nirvana LLCらの代理人である弁護士は、Elden氏は「何度もあの写真を再現することで報酬を得ている。胸部にアルバムのタイトルである“Nevermind”とのタトゥをいれている。(ジャケ写をもとに)自己風刺する格好でトーク番組に出演した。アルバム・カバーに自分のサインを入れeBayで売った。女性たちを引っかけるのにそのコネクションを利用してきた」と、「30年間にわたり、“ニルヴァーナ・ベイビー”と自認することで、名声の恩恵を受けてきた」実例を挙げ、あのアルバム・カバーが児童ポルノだというElden氏の主張は深刻ではないと申し立てている。

また、違反行為として訴えられている件には10年の時効があると主張している。

判事は来月中にも判断を下すだろうと伝えられている。

Ako Suzuki
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