デイヴ・グロール、娘たちのおかげでニルヴァーナの楽曲が聴けるように

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デイヴ・グロールは長い間、ラジオからニルヴァーナの曲が流れるとチャンネルを替えたり、スイッチを切ったりしていたが、娘たちのおかげで聴くことができるようになったという。

グロールは英国のラジオ局Absolute Radioのインタビューで、こう話した。「曲が流れると、(ラジオを)止めたりしてた。聴きたくなかった。辛い思い出がいっぱい甦るからね。でも、いまは車に子供たちを乗せ運転していて、ニルヴァーナの曲が流れると、彼女たち、歌い始めるんだ。歌詞を覚えているんだよ。家で聴くことはないが、どういうわけか、彼女たちの人生の一部になっている。それってクールだよ」

次女とは興味深い会話を交わしたことがあるそうだ。「娘から、“パパ、このバンドにいたとき、いくつだったの?”って訊かれたことがある。“ああ、多分、21か22のときこれをレコーディングしたんじゃないかな”って答えたら、“カートってどんな人だった?”って言われた。俺は、“彼は本当にスイートだった。シャイで、ちょっと打ち解けづらく、物静かだったとも言えるかな”って答えた。そしたら、“知らない人たちにシャイだったの? それとも知っている人たちにも?”って言うから、“どちらに対してもちょっとね”って答えたんだ」

「娘は、“へえ、シャイな人がああいう曲作って、何万人もの前で歌えるなんて、面白いね”って。俺は、12歳にしては見事な洞察力だと思った。音楽を通じ、俺の人生を理解しようとして、質問していたんだ」



グロールには、今年15歳、12歳、7歳になる3人の娘たちがいる。

デイヴ・グロールは、ロックダウン中にインスタグラムでショート・エッセーを始めたのをきっかけに、回顧録『The Storyteller: Tales of Life and Music』を執筆。今月初めに出版した。

Ako Suzuki
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