【インタビュー】Mary's Blood、セルフタイトルの6thアルバム完成「原点回帰、メタルといったキーワードが自由度を拡げた」

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■こんなご時世って言葉に飽きてるんです
■ライブをやれるのは確実にポジティヴ

──去る8月28日、東京・目黒鹿鳴館での<鋼鉄伝説 中>に足を運ばせてもらいましたけど、あのライヴでもこの「Starlight」は先行披露されていましたよね? ゴリゴリの曲中心の演奏プログラムの中でも鮮やかに輝いていましたが、この曲の手応え、久しぶりの有観客ライヴの感触はどうでしたか?

MARI:とても良かったです。やっぱりお客さんが目の前にいて、一体感のあるライヴができるというのはホントに貴重なことなんだな、ということを実感させられて。しかもそれが毎月やれるような状況ではなかったし、前回は5月だったので、ちょっと期間が空いたこともあって、そういった気持ちをいっそう強く噛み締めることになったというか。あの日は自分たちの中でも激しくて速い曲が多かったわけですけど、お客さんが、声を出せないながらも自分の立ち位置で乗ってくれている様子を目にすることができて、それがすごく嬉しかったです。



SAKI:コロナ禍でライヴをやることについては、なかなか難しい部分というのがいまだにあるじゃないですか。やること自体に対する批判的な意見というのもあるし、お客さんが声を出せないというのもあるし。

EYE:そこはちょっと辛いところではあります。やっぱり、みんなに歌ってもらうために作った曲とかもあるわけなんで。そこでみんなが声を出せないからって曲自体が意味をなさなくなるわけではないけども、なんか“完成しない感じ”がしてしまって。そうならざるを得ないこの現状には、なんだかもやもやするし……。まあでも、ちょっと頭を切り替えれば済むことというのもあるじゃないですか。鹿鳴館でもそうでしたけど、無言のままでもなんとなく通じ合える部分があるというか。テレパシーとかじゃないですけど、やっぱり目を見てたらだいたいわかるわけですよ。今、どんな気持ちなのかというのが。だから、そこで声が上がらないことについては寂しい気持ちもありますけど、客席との間に変な距離感みたいなものを感じることはなくなってきましたね。それに慣れたというよりは、歓声があった時の感覚を改めて思い出した感じでもあります。だから気持ち的には鹿鳴館でのライヴについても、私は満足できましたね。

RIO:まず緊張感が違いますよね、お客さんが目の前にいる時は。カメラの前でライヴをしたこともあるわけですけど、やっぱり全然違う。ただ、この規制がすべてなくなって普通にフルキャパシティでお客さんを入れられる状態になったとしても、配信というのは残っていくんだろうな、とも思うんです。そこで自分としては、やっぱり“ライヴはライヴ、配信は配信”という考えではあるので、“これからどうなるんだろうね?”という感じではあります。でもホント、あの日は楽しかったですよ。



──確かに配信というのは単なるライヴの代替手段ではなくなりつつあるはずだし、リアルなライヴとの差別化みたいなことも考えなくちゃいけない時期に来ているのかもしれませんね。いずれにせよ、この状況が少しでも早く落ち着くことを願いたいですが。

RIO:ホントですよね。あと私、“こんなご時世”って言葉に飽きてるんですよ。去年から、1,500回ぐらい聞いてる気がするし……

MARI:いや、もう500回ぐらい増えてない(笑)?

──確かにもうウンザリですよね。僕は僕で、コロナ禍の“禍”という字を書き飽きました(笑)。

RIO:ですよね! 情報社会ではありますが、SNSやテレビから離れた時期もありましたからね、私(笑)。でも、その中でライブをやれたりアルバムを制作できたりするのは確実にポジティヴなものだと思ってます。

──まだまだこの先のライヴ活動のあり方などについても不確かなところはあると思いますけど、この局面において自分たちのど真ん中みたいなアルバムを完成させたことの意味はとても大きいはずだし、この先の時間の流れを楽しみにしていたいと思います!

取材・文◎増田勇一
撮影◎TOYO




■6thアルバム『Mary's Blood』

2021年9月29日(水)発売
【限定盤(CD+PHOTOBOOK)】TKCA-74965 ¥3,700(税込)
【通常盤(CD)】TKCA-74966 定価:¥3,100(税抜¥2,818)
▼CD収録曲 (限定盤・通常盤共通)
01. Last Daybreak
02. Without A Crown
03. Blow Up Your Fire
04. Joker
05. Be Myself
06. Umbrella
07. ignite
08. Hunger
09. Let Me Out
10. Mad Lady
11. Starlight


▲限定盤


▲通常盤

▼「Starlight」先行配信
2021年9月7日(火)配信開始
https://tjc.lnk.to/Starlight

■アルバム『Mary's Blood』リリースイベント

▼<インターネットサイン会>
9月29日(水)19:00〜 リミスタインターネットサイン会

▼<New Album「Mary's Blood」購入者限定 発売記念イベント>
10月2日(土)14:00〜 東京・タワーレコード渋谷店 B1F CUTUP STUDIO
※オンライン配信イベントも同時開催

▼<NewALBUM「Mary's Blood」発売記念インストアイベント>
10月3日(日)14:00〜 大阪・タワーレコード梅田大阪マルビル店 イベントスペース
10月3日(日)18:00〜 大阪・タワーレコード難波店 5F イベントスペース
※トーク&特典会

▼<パネル展&パネル抽選プレゼント企画>
・タワーレコード秋葉原店
開催期間:9月28日(火)〜10月10日(日)予定
・タワーレコード新宿店
開催期間:9月28日(火)〜10月11日(月)予定
・タワーレコード川崎店
開催期間:9月28日(火)〜10月10日(日)予定
・タワーレコード名古屋パルコ店
開催期間:9月28日(火)〜10月04日(月)予定
・タワーレコード名古屋近鉄パッセ店
開催期間:9月28日(火)〜10月10日(日)予定
・タワーレコード梅田大阪マルビル店
開催期間:9月28日(火)〜10月10日(日)予定

■<Mary's Blood「Blow Up Our Fire TOUR」>

2021年11月13日(土) 愛知・名古屋E.L.L
open16:15 / start17:00
2021年11月28日(日) 大阪・umeda TRAD
open16:30 / start17:00
2021年12月11日(土) 東京・新宿BLAZE
open16:15 / start17:00


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