楽譜作成ソフトの世界標準フィナーレが表現力とワークフローをパワーアップ、日本限定テンプレも提供
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楽譜作成ソフトウェアの世界標準、MakeMusicのフィナーレが、27回目のメジャー・バージョンを成し遂げて登場。Windows、macOSに対応した楽譜作成ソフト「Finale version 27日本語版」が発売された。
Finale version 27は、国際基準SMuFL に拠る約3,000もの音楽記号を新たに追加し表現力がさらに向上。特殊な記号の作成はもう必要ない。また、MusicXML 4.0による楽譜データ互換の向上、改善された楽器リストにより適切な楽譜スタイルとプレイバック音色の一致、Windowsでの高解像度ディスプレイ対応など数々の機能向上も実現している。
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▲音楽記号を楽譜作成ソフトウェア共通のレイアウトに編成する包括的な規格SMuFL(スムーフル)に準拠した3,000個近い音楽記号を新たに搭載し、表現力が飛躍的に向上。記号の検索や作成に費やす時間を減らし、音楽制作に集中できるようになった。
さらにうれしいのが、日本語版限定で、SMuFL記号も取り入れた100種類以上のテンプレートが提供されること。多数の音楽ジャンルや用途別に用意されており、スコアリングを素早くスタートできる。
「最終成果としての音楽を生み出すツール」への進化も果たした。Finaleで作成した楽曲を無料の練習ツールSmartMusicに直接アップロードすることにより、楽曲を楽譜や音源のファイルのみでなく、Garritan音源の伴奏および評価機能を搭載した練習ツールのファイルとして、誰とでも素早くカンタンに共有可能だ。なお、接続先サービスとなるSmartMusicは、現時点では英語での提供となる。
また、より適切な楽譜スタイルとプレイバック音色が使用可能に。改善された楽器リストにより、どの楽器を選択した場合でも楽譜は適切に表記され、和太鼓をはじめとしてより多くの楽器が正しい音色でプレイバックされるようになる。また、いくつかの楽器が新たに追加されている。
新しいFinale は、購入してすぐに利用できるダウンロード版のみで提供。通常版のほか、アカデミック版、バージョンアップ版が、MI7公式オンラインストア「Music EcoSystems STORE」で購入できる。なお、2021年7月1日以降に前バージョンを購入したユーザーは、無償バージョンアップ対象となる。
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製品情報
価格:オープン
・Finale version 27:55,000円
・アカデミック版:35,200円
・バージョンアップ版:15,000円
※いずれもMUSIC EcoSystems STORE価格
発売日:2021年9月27日
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