ジョン・ライドン、セックス・ピストルズとの訴訟で「経済的に破綻」

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ジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)は先月、セックス・ピストルズの新ドラマ『Pistol』での楽曲使用をめぐり元バンド・メイトのスティーヴ・ジョーンズとポール・クックが起こした訴訟で敗れたが、これにより経済的に破綻しそうだという。

彼は英国の新聞『The Telegraph』のインタビューでこう語った。「俺はマジで経済的破綻の状態にある。もう貯金もなければ、融資もなく、年金もない。俺には何もない。いろんな面で破滅だ」

「あの大混乱のせいで数百万(ポンド)かかった。忌々しい、吐き気を催すような攻撃だ。スティーヴ、ポール、グレン(・マトロック)があんなに邪悪な奴らだとは思ってもいなかった。俺ら、この件についてじっくり話す機会さえなかった」「これはウォルト・ディズニーの金対俺って図式になった。どっちが勝つと思う? 金がもの言い、ジョニー・ロットンはもの乞いだ。俺らは奇妙な奇妙な世界に生きている。セックス・ピストルズは、ミッキーf**kingマウスのパロディーになった」

裁判所は、メンバーたちが1998年に交わした、ライセンスの依頼には多数決原理に基づき決定できるとの契約が現在も有効だと判断し、楽曲使用に関し反対するライドンの主張は退けられた。

ライドンは現在、認知症の妻を看護しており、「俺に何かが起きたら、妻はどうなる? あいつらが俺の金すべてを奪ったがために。これはすごく深刻な問題だ……。愛する人の面倒を見るのに安定した状態を得るため、俺は本当に一生懸命働かねばならない。これが、あいつらが俺にしたことだ。ありがとよ!」と、元バンド・メイトたちを非難している。

Ako Suzuki
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