全米アルバム・チャート、カニエ・ウェストが『Donda』で10作目の1位

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今週の全米アルバム・チャート(Billboard 200)は、カニエ・ウェストの10枚目のスタジオ・アルバム『Donda』が初登場で1位を獲得した。カニエはこれで、ファースト『The College Dropout』(2004年最高2位)を除く9枚のスタジオ・アルバムおよびジェイ・Zとのコラボレーション・アルバム『Watch The Throne』(2011年)の10作が全米1位に輝いた。

◆カニエ・ウェスト画像

65年あるBillboard 200チャートの歴史で、10作以上が1位を獲得したアーティストは、ザ・ビートルズ(19作)、ジェイ・Z(14作)、ブルース・スプリングスティーン(11作)、バーブラ・ストライサンド(11作)、エミネム(10作)、エルヴィス・プレスリー(10作)、それにカニエと7人/グループしかいないという。

『Donda』は初週30万9,000ユニットを売り上げ、オリヴィア・ロドリゴの『SOUR』の29万5,000ユニットを上回り、2021年最大の週間セールスを記録した。本国アメリカほか、英国、オーストラリア、ベルギー、オランダ、フランス、イタリア、スウェーデン、フィンランド、スイスなどでも1位を獲得している。

2位には、ホールジーの4枚目のスタジオ・アルバム、ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーとアッティカス・ロスがプロデュースした『If I Can’t Have Love, I Want Power』が初登場。ホールジーは4枚全てのアルバムが全米トップ2内をマーク。セカンド『hopeless fountain kingdom』(2017年)で1位を獲得している。

先週トップだったオリヴィア・ロドリゴの『SOUR』は3位に後退。今週はトップ2作ほか、19歳のラッパー、リル・テッカのセカンド『We Love You Tecca 2』が10位に初登場した。



Ako Suzuki
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