【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「ピックアップ」
“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの当たり前じゃない?的なものから、和楽器のマニアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第14回のお題は「ピックアップ」です。
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弦の振動を電気信号に変換する装置。エレクトリック・ギターやエレクトリック・ベースでは、弦をつま弾いたときに発生した振動をピックアップが感知し、それを電気信号に変換、その信号をアンプに伝えて信号を増幅し、スピーカーから音を出す仕組みになっており、ピックアップはいわばマイクのような役割を果たしている。
ピックアップにはコイルが使われているが、その構造によって2種類に大別できる。1つは、コイルが1つだけのもの。シングルコイル・ピックアップと呼ばれ、明るくシャープなサウンドになることが特徴とされる。
コイルが2つ並んだものはハムバッカー・ピックアップと呼ばれ、コイルを倍にすることで出力を上げるとともに、2列のコイルを逆走接続することで、ノイズを打ち消し合う効果も生まれる。
文:竹内伸一
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