『Nevermind』のジャケ写でフィーチャーされた裸の赤ちゃん、ニルヴァーナのメンバーを訴える
ニルヴァーナが1991年にリリースしたセカンド・アルバム『Nevermind』のアートワークでフィーチャーされた裸の赤ちゃん、Spencer Elden氏(現在30歳)が、あれは子供に対する性的搾取だったと、生存するニルヴァーナのメンバーおよびカート・コバーンの遺産管理団体、フォトグラファー、レコード会社らを告訴したという。
『TMZ』が入手した裁判文書によると、Elden氏は撮影時4ヶ月だったため、自身の写真がアルバムのジャケットに使われることを承諾するのは不可能だった上、当時の彼の法的保護者も同意していなかったと主張。性的搾取が阻止されることも彼が守られることもなく、これまで同様この先も生涯にわたり損害を被るだろうと、賠償金の支払いを求めているという。
Elden氏は、あの画像は“児童ポルノ”だとも言及し、バンドは性器をシールで覆うと約束したものの、それは現実のものにならなかったと主張しているそうだ。
Elden氏はこれまで何度か、水着姿ではあるが、あのジャケ写を再現し話題となり、胸部に「Nevermind」とのタトゥも入れたが、『Pitchfork』によると、2016年の『GQ Australia』のインタビューで、あのアートワークに対し「不快に感じるようになってきた。正直言ってムカついている」と話していたという。
Elden氏の父は、ジャケ写を撮影したフォトグラファーのカーク・ウェデルと友人で、赤ちゃんをモデルに写真を撮れないか依頼され、当時、200ドルの謝礼をもらったと言われている。
Ako Suzuki
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