キッス「エースとピーターにドキュメンタリーに出演してもらおうと手を尽くした」

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間もなく米A&Eネットワークスでキッスの新ドキュメンタリー『Biography: KISStory』が放送されるが、フロントマンのポール・スタンレーが、オリジナル・メンバーのエース・フレーリー(G)とピーター・クリス(Dr)がこれに関与しなかった理由を説明した。

◆キッス画像、動画

彼らは新たなインタビューの撮影に応じておらず、2人の音声は過去のインタビューから抜粋し使われたという。フロントマンのポール・スタンレーによると、フレーリーとクリスは報酬と編集権を要求し、クリスは『Destroyer』(1976年)に収録された自身作の楽曲「Beth」の使用を許可しなかったそうだ。

スタンレーはこれに対し、『Ultimate Classic Rock』のインタビューで「悲しいことだ」と話した。「俺ら、最善を尽くした。彼らに出演してもらおうと何度も、様々な方法で試みた。でも、最終段階での編集や金なんかに対する考えは……、“いいよ、君らの関与は必要ない”ってことになった。こういう状況で最終的に損するのは誰だ? 彼らだ」

スタンレーはしかし、「彼らのことを非難したくない」と続けた。「彼らがこのバンドにいなかったら、俺らは今ここにいないからね。そして、彼らがまだ(バンドに)いたら、俺らはここにいない」

『Biography: KISStory』は今月11日、ニューヨークで開催されたトライベッカ映画祭でプレミアされた。米A&Eネットワークスでは27、28日に放送される。


キッスはこれとは別にバイオグラフィ映画の制作も進めている。

Ako Suzuki
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