全米アルバム・チャート、テイラー・スウィフトの『evermore』が再び1位
今週の全米アルバム・チャート(Billboard 200)は、テイラー・スウィフトが昨年12月に発表した9枚目のスタジオ・アルバム『evermore』が、ヴィニール盤やサイン入りCDのリリース、デジタル・アルバムの割引などにより、先週の74位から急劇に再浮上し、再び1位につけた。これで4週目の1位となった。
ヴィニール盤のセールスは10万2,000枚で、MRC Data(旧称Nielsen SoundScan)が1991年にデータを取り始めて以降、アメリカにおけるヴィニール盤アルバムの最大週間売上を記録したという。これまでは、ジャック・ホワイトの『Lazaretto』の4万枚(2014年6月)が最大だった。
先週1位に初登場したオリヴィア・ロドリゴのデビュー・アルバム『SOUR』は2位に後退。J. コールの『The Off-Season』が2位から3位へ同じく1ランク・ダウンした。
今週新たにトップ10入りしたニュー・アルバムは1作のみで、今年4月に50歳で急逝したラッパー、DMXの8枚目のスタジオ・アルバム『Exodus』が8位に初登場している。DMXは前作『Undisputed』(2012年最高19位)以外全てのスタジオ・アルバムがトップ10入りし、ファースト『It’s Dark And Hell Is Hot』(1998年)から『Grand Champ』(2003年)まで5作連続で全米1位を獲得した。
Ako Suzuki