【俺の楽器・私の愛機】111「SGの不満点を改良した自作SG」

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【やればできるSG】(東京都 SG作りたい人 37歳)


SGの形は大好きで、以前96年製のギブソンを持っていたのですが、重量バランスの悪さと鳴らないポイントが多く、手放してしまいました。

それからしばらく別のギターを使っていたのですが、パープルハートの板材を手に入れた事からこれでSGを作りたいと思いました。

かなり太めのマホガニーネックですが、厚さ38mmのパープルハートとマホガニーの3Pボディなのでヘッド落ちはしません。ネックピックアップとブリッジピックアップの間位まで深めにネックジョイントを設けたので、ネックもボディもバランス良く振動しています。

パープルハートはかなり硬い木なのでマホガニーとの3Pにして、芯がありながらキンキンにならない音を狙いました。


シーラーを吹かず、アイボリーを軽く吹いた後にTVイエローでベタ塗りにしてから(導管が埋まらない様に薄く重ねて行くのがポイント)、着色した砥の粉で導管を埋め、クリアを吹きました。ヴィンテージギターの導管の色が浮き出てくる塗装を再現してみました。オールニトロセルロースラッカーなので、今後どう変化していくのかが楽しみです。

重量は、3.7kgとSGらしからぬ重さで、低音から高音まで良く出ます。



ピックアップはフロントはギブソンのミニハムバッカー、リアはリンディーフレーリンのミニハムバッカーを搭載。吠える様なリードからすっきりしたバッキングの音も出ます。1ボリューム(設置場所にも拘りました)、1トーンの使いやすいコントロール、ジャックがボディの表に出るのが嫌いだったのでサイドに設置。

作業は自宅の部屋やベランダ、ベルトサンダーの作業は都内(中目黒)のDIYスペースで行いました。素人でも(木工も殆どやったことないレベルです。)ネットでしっかりと情報を集めれば、拘りのオリジナルギターを作れるなんて、いい時代だと思います。

この記事を見て、自作ギターって意外と誰でも出来るんだなと作ってみる人が出てくると面白いと思い、投稿しました。


   ◆   ◆   ◆

え、誰でも作れるってほんと?それは夢ある。ボディ材や構造もさることながら、ピックアップの選定やリアの位置など個性が炸裂していて、まさにこのギターにしか出せない音があることが容易に伺えます。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

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