ギブソン、ピーター・フランプトンのカスタムショップ製「Peter Frampton“Phenix”Les Paul Custom VOS」の2021年度リリースを発表
Photo:Rob Arthur
ギブソンが、英国のギターレジェンドの一人、ピーター・フランプトンのカスタムショップ製モデルのリリースを発表。「Peter Frampton “Phenix” Les Paul Custom VOS」が、2021年度に発売される。国内発売時期は2021年5月予定。
フランプトンの偉大なキャリアは、16歳の時にイギリスのバンド「ザ・ハード」のリードシンガー兼ギタリストとして始まった。18歳の時には、最初のスーパーグループの一つである「ハンブル・パイ」を共同で結成。5枚目のソロアルバム『フランプトン・カムズ・アライブ!』は、全世界で1700万枚以上のセールスを記録し、今もなお最も売れているライヴ・レコードの一つだ。2007年には『フィンガープリンツ』でグラミー賞「ベスト・ポップ・インストゥルメンタル・アルバム」を受賞し、2014年にはミュージシャンの殿堂入りを果たしている。
ピーター・フランプトンはこれまで、デヴィッド・ボウイ、スティーヴィー・ニックス、グレッグ・オールマン、 リンゴ・スター、レイナード・スキナード、チープ・トリック、スティーヴ・ミラー・バンド、ビル・ワイマンズ・リズム・キングスといった音楽界のトップ・ミュージシャン達とツアーで共演してきた。またフランプトンのセッションワークには、ジョージ・ハリスン、ハリー・ニルソン、ジェリー・リー・ルイス、ジョン・エントウィッスル、マイク・マクレディ、マット・キャメロン(パール・ジャム)など、音楽業界に足跡を残したアーティストとのコラボレーションが含まれている。最近リリースされた回顧録『Do You Feel Like I Do?』はニューヨークタイムズ誌のベストセラ―にラインアップされた。
ピーター・フランプトンはこう述べる。
「私の最新シグネイチャー・モデルのギブソン・レスポール・カスタムVOSが完成し、最高の気分です! ルックスとサウンドともに、これ以上はないと言えるほど満足しています。ギブソンは、伝説となった私のPhenix Les Paul Customのサウンドを再現するために尽力してくれました。 素晴らしいネックのフィーリングと、軽量なボディによる抜群のプレイアビリティも実現しています。! これは、まさしく最高の一品です。ありがとう、ギブソン!」
ギブソン・ブランズの製品開発責任者であるマット・ケーラーは、こう述べる。
「このプロジェクトでピーターと一緒に仕事ができたことは、光栄かつ特別体験でした。カスタムが誇る最新の技術とクラフツマンシップにより、ピーターのアイコニックなレスポールのフィーリングとサウンドを持つギターが完成しました。このギターによって、ピーターの音楽史に残る偉業に敬意を表すことができ、たいへん嬉しく思います。ピーターがそうであったように、このギターはプレイヤーをインスパイアする特別なものになるでしょう。」
このシグネイチャー・モデルについて、ギブソン・ブランズのブランド・エクスペリエンス・ディレクターのマーク・アグネシをホストに迎えたピーター・フランプトンのインタビューが公開されている(英語)。本人によって語られるオリジナルPhenixの歴史も興味深い。
この記事の関連情報
ギブソン、メアリー・フォードのシグネチャー・モデルを発売
エピフォン、プレミアムラインの魅力を気鋭の実力派ギタリスト・AssHが解説
ギブソン、ジミー・ペイジの最新シグネチャーSJ-200を発売
【俺の楽器・私の愛機】1733「改造9弦エレアコ」
ギブソン、江口寿史が描くギブソン130周年記念アートワーク第二弾が登場
【俺の楽器・私の愛機】1726「「L6-S」の愛らしさ」
ギブソン、ESシリーズとアーティストが共鳴する『RIFF n' VOICES of ES Lovers』に菰口雄矢が登場
イラストレーター/漫画家・江口寿史がギブソン130周年を記念して描いたアートワークを公開
エピフォン、ジョー・ボナマッサの最新シグネチャー1955 Les Paul Standardを発売