プリティー・レックレスのT・モムセン、亡くなる数時間前のクリス・コーネルとハグを交わす

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プリティー・レックレスは、2017年に開催されたサウンドガーデンの北米ツアーにオープニング・アクトとして参加しており、ヴォーカリストのテイラー・モムセンは、彼女たちの出演最終日(5月17日)それが最後になるとは思いもしなかったが、クリス・コーネルとハグを交わし、感謝と別れの言葉を告げたという。コーネルはその数時間後、ホテルで自ら命を絶った。

◆プリティー・レックレス画像

モムセンは、米95.5 KLOSのインタビューで、こう話した。「彼は本当に素晴らしい人だった。ものすごく優しくて親切で、彼と一緒の時間を過ごせたなんて信じられない。(クリスは)公演の後すぐに会場を出ることが多かったから、この日は(プリティー・レックレスの出演が)最後だと思い、裏口で待ってたの。彼に感謝し、言いたいこと伝えたかったのよ。そうしたわ。彼が出ていくところで、捕まえたの。短いけどナイスな話ができた。彼にビッグなハグをして、“またいつか、やりましょう”って……」

「次の日の朝、あのニュースを知り……、私は粉々になった。信じられなかったっていうのが正しい。みんな、嘘ついているんだ、趣味の悪い冗談だって思おうとした。でも、そうじゃなかった」

モムセンはあまりにもショックで、しばらくトラウマを抱えたという。彼女は『Elliot In The Morning』のインタビューでは、「(最後の夜)クリスにさよならを言って、ハグした」と話し、訃報を知った後「いくつか公演はやったけど、自分が大丈夫じゃないのがわかった。公の場に出るべきじゃないし、いまはツアーもできないとの結論を下したの。それで全てをキャンセルした」そうだ。

さらに悲惨なことに、プリティー・レックレスは2018年春、長年のプロデューサー、ケイトー・カンドゥワラをバイク事故で喪った。

モムセンは立ち直れたのは、「陳腐に聞こえるかもしれないけど、音楽のおかげだった」と話している。「(音楽は)私の親友って言える。何もかも失ったとき、私を助け、いつもそばにいてくれるのが音楽だから。音楽にガッカリさせられることはない」

プリティー・レックレスは2月12日に4年半ぶりとなる新作『Death By Rock And Roll』をリリースする。



Ako Suzuki
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