ドン・エイリー、ジューダス・プリーストの『Painkiller』で「僕がベースを演奏した」
ディープ・パープルのドン・エイリー(Key)は、ジューダス・プリーストが1990年に発表したアルバム『Painkiller』の収録曲「A Touch Of Evil」でシンセサイザーを演奏したことは知られているが、彼はアルバム全体でベースもプレイしていたという。
◆ジューダス・プリースト画像、動画
エイリーは『AntiHero Magazine』のインタビューで、普段キーボードを使わないジューダス・プリーストのアルバムに参加したことについて問われると、こう話した。「彼らはとても心配していたよ。あのアルバムには僕の名はクレジットされなかったんじゃないかな。金は払ってくれた。そこがいつだって大切なとこだ。でも最近、先月だったかな……。『Painkiller』は素晴らしいアルバムだ」
「スコット・トラヴィス(ジューダス・プリーストのドラマー)が、全てのベースのパートは僕がminiでプレイしたって(最近)暴露したんだ。全体がMoogベースで、(後で)イアン・ヒルのベースも混ぜられた。でも、あのときイアンは具合がよくなかったんだ。だから、彼はセッションにいなかった。それで、僕が全てのベースをプレイすることになり、彼らはそれをキープした。昔の面白い出来事だ。僕がちゃんとキーボードをプレイしたのは1曲だけだ。どの曲だか覚えていないけど。昨日、彼らがそれについて話しているのを読んだとこだよ。僕は今まで黙ってたんだ。とにかく、作っていてエキサイティングなアルバムだった。彼らは一緒にいて楽しい人たちだからね」
エイリーは「Living Bad Dreams」でもキーボードをプレイしたと言われていた。
『Painkiller』は今年9月、リリース30周年を迎えた。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
ジューダス・プリースト、74年リリースのデビュー作が50周年を記念してリミックス&リマスターで再登場
ロブ・ハルフォード「カミングアウトするのは、今の時代でも簡単なことではない」
ティム“リッパー”オーウェンズ「K.K.ダウニングはメンバーだろうがクルーだろうが平等に扱う」
ジューダス・プリーストのスコット・トラヴィス、ドラムスティックを逆さまに握る理由を説明
ロブ・ハルフォードとジェイムズ・ヘットフィールド、そろってTURNSTILEのライヴを鑑賞
メタリカのカーク・ハメット「ジューダス・プリーストはヘヴィ・メタルの立案者」
【コラム】BARKS烏丸哲也の音楽業界裏話018「まさか泣くなんて」
ロブ・ハルフォード「若い人たちには自分らしい道を見つけさせなくては」
ジューダス・プリースト、来日公演決定