【連載インタビュー #2】叶〜Kanae〜、新曲連続配信と連続配信ライブに新月の願いごと「愛のある言葉をかけてあげたい」
■9月の配信ライブでは
■プロジェクターを取り入れたい
──ポジティヴになったいまの叶〜Kanae〜さんにピッタリの曲ですね。では、第三弾配信楽曲にしてバラードナンバー「だれかさん」についても予告をお願いします。
叶〜Kanae〜:私は曲を作るときに友達からインスピレーションをもらうことが多くて、「だれかさん」もそうなんです。サビの“短い命たくさんの花にとまるもんさ 愛は覚悟を持って 恋は自由に”というところは友達とのLINEのやりとりから抜粋しています。この曲は形のない恋愛というか、形のない関係を歌ったものなんですけど。
──形容できない関係というか。
叶〜Kanae〜:そうですね。「付き合おう」って言って始まったわけではなく、「彼女はいらない」って相手は言うんだけど、歌詞のように自分は“好きだと一度だけでいい 会えなくなるその日まで”って思っている。先が見えない恋愛の曲ですね。不安はあるけど、お互いが違う道に進んだとしても、そんなに悲しくはない。分岐していくだけの関係というか……うまく言えないですけどね。
叶〜Kanae〜:そこは入れたかった歌詞なんです。当たり前のように人はすれ違ったり、出会ったりするけれど、明日がどうなるかなんてわからないから、当たり前じゃないし、毎日が初めましてなんですよね。カップルでも家族でも未来は確約されてないから、1日1日、愛があって思いやりのある言葉を誰かや自分にかけてあげたい。
──こういう時代だからこそ忘れちゃいけないことなんですよね。
叶〜Kanae〜:そうですよね。私、恋愛のことを歌っても自分が感じた疑問だったり、ちょっと哲学っぽいことを書いてしまうクセがあるんです。
──でも、それゆえに曲に奥行きが出ると思うんですよね。
叶〜Kanae〜:良かった! 「だれかさん」の歌詞はコロナ前に書いていたんですが、自分と向き合った自粛期間があったからこそ、よりいまの自分にフィットするなと感じます。この曲に限らず、書いたあとで腑に落ちることがあるので、曲と共に自分も成長するんだなと思いますね。
──サウンドはクラシカルで弦のアレンジが優雅です。
叶〜Kanae〜:デモ音源だけで譜面をお渡ししていなかったんですが、佐々木さんから弦とピアノだけのアレンジが届いたときは「こんな素晴らしいアレンジになるんだ」って。個人的に3拍子の曲が好きなので、弦とのコラボができて、かなりお気に入りの曲です。
叶〜Kanae〜:9月のライブではとプロジェクターを取り入れたいと思っているんです。今年の夏は花火大会が中止になってしまったので、夏の風物詩を映像にして、過ぎ去った夏の雰囲気を味わっていただきたいなと考えています。その後のライブもインドアではない秘密の場所でやろうかなとか、いま、いろいろと思案中です。
──楽しみですね。
叶〜Kanae〜:今後の配信楽曲に関しては、「遠距離恋愛の曲を書いてよ」って友達からリクエストされて作った曲もありますし、海外旅行で知り合った人との会話から生まれた曲もあります。それと、私自身が失恋して死ぬか生きるかのどん底にいたときに書いためちゃめちゃロックなナンバーもあるんです。いろいろな曲を用意しているので、楽しみにしていただけたらと思っています。
取材・文◎山本弘子
撮影◎野村雄治
■無観客無料配信ライブ<青月〜だれかさん〜>
※毎月奇数月開催 (2020年)
https://www.youtube.com/watch?v=zLcvyPuJC0g&feature=youtu.be
■6ヶ月連続新曲配信リリース
2020年9月17日(木)配信リリース
01. だれかさん
▼第二弾「ぼくのブルーベリーパイ」
2020年8月19日(水)配信リリース
01. ぼくのブルーベリーパイ
▼第一弾「ピアニスト」
2020年7月21日(火)配信リリース
01. ピアニスト
http://kanae-ocr.com/discography/
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