レッド・ホット・チリ・ペッパーズの元メンバー、ジャック・シャーマンが死去
80年代前半レッド・ホット・チリ・ペッパーズに在籍し、デビュー・アルバム『Red Hot Chili Peppers』の制作に参加したギタリストのジャック・シャーマンが亡くなった。まだ64歳だった。
◆レッド・ホット・チリ・ペッパーズの投稿
バンドは先週終わり(8月21日)、「ジャック・シャーマンが亡くなり、我々RHCPファミリーは、彼が順風満帆にあの世へ旅していることを願っている。ジャックは僕らのデビュー・アルバムと初のUSAツアーでプレイした。ユニークな奴で、僕らは、いいこと、悪いこと、その中間全てを感謝している。あのブギー・プラットフォームで安らかに」と、SNSを通じシャーマンの訃報を伝え、追悼した。死因は明かされていない。
シャーマンはオリジナル・ギタリストだったヒレル・スロヴァクが脱退後の1983年、レッド・ホット・チリ・ペッパーズに加入し、ファースト・アルバムを制作したが、次作の制作前には早くも離脱。しかし、その後『Mother’s Milk』(1989年)にバッキング・ヴォーカリストとして参加し、フロントマンのアンソニー・キーディスは自伝で、バンドの気質には合わなかったが、初期を支えてくれた存在と敬意を表していた。『Red Hot Chili Peppers』をプロデュースしたギャング・オブ・フォーのアンディ・ギルも『Billboard』誌のインタビューで「シャーマンの役割は見過ごされるべきではない」と言及している。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズを脱退してからは、セッション・ミュージシャンとして活動し、ボブ・ディランの『Knocked Out Loaded』(1986年)、ジョージ・クリントンの『R&B Skeletons In The Closet』(1986年)などにギタリストとしてクレジットされた。
Ako Suzuki
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