【インタビュー】AK-69、『LIVE : live』完成「自分の人生を表すようなアルバムにしたかった」
■今回のアルバム『LIVE : live』は
■超配信ライブまでがセットみたいな感じ
──この恋愛ストーリーの最後にあたる「ハレルヤ-The Final Session-」の中で、死ぬところまで描いてるじゃないですか。そこがすごく印象的で。
AK-69:結局、いろんなことがあって思ったのは…美しいものに惹かれる気持ちはもちろんあるんですけど、結局は“死に際に誰といてぇかな”ということが、今思ってることですね。俺はラッパーになった時点で、女にモテたいということが理由の一番だったんじゃないかなというぐらい、俺はそれを望んでたんで、もちろんきれいな女性というのは永遠のテーマではあるんですけど、結局は、死に際に一緒にいたいと思う人が一番大事なんだろうなというのは思いますね。
──そう思うようになったのって最近ですか。40歳になってからとか?
AK-69:(※ここから始まるAK-69のリアルトークはあえて省略。その答えはいずれ明かされるとのこと) ……これが原稿に書けたらめっちゃいいんですけど、なかなかどうやって、どう書けばいいのか(苦笑)。だいぶヘヴィ級の話なんで。
──いやでも、僕自身はお話を聞いて深く納得しました。
AK-69:そういうことも含めて、こういうアルバムになるだろうなということは、思ってましたね。
──すごいドラマ。映画みたいとか軽く言っちゃったけど、人生そのものですね。
AK-69:そうですね。これを知ってもらったほうが、絶対に『LIVE : live』の意味が伝わりますよね。いつか俺の口から、言うことになると思います。
──物語を締めくくる「If I Die feat. ZORN」の、ZORNの参加は最初から考えていた?
AK-69:こういう曲って、俺の中では一人でやるようなテーマだし、曲調的にも一人で完結させそうな曲なんですけど、あえてこのメッセージを一緒に歌える人とやりたいなと思ったんですよね。そこで浮かんだのがZORNで、あいつの家庭を背負ってる感みたいなものがキャラクターとしてもあるし、単純に前からカッコいいと思ってたし、カッコいいだけじゃなくて、人の心を刺すライムを吐けるラッパーだなというのがあったんで、やってもらったって感じですね。
──独特のユーモア感覚があるでしょう。AK-69とは対照的な。
AK-69:“葉っぱを俺の墓の前で焚かないでください”ですからね。ユーモアありますよね(笑)。韻の飛距離も長いし、やっぱり奴はドープですね。
──あらためて、すごいアルバムです。そしてリリースのあと、ライブがあります。配信ライブが。
AK-69:今回のアルバムは『LIVE : live』と言ってるだけあって、ライブがセットで、8月28日に配信される<超配信ライブ『LIVE : live from Nagoya』>までがセットみたいな感じのアルバムになってるんで。まさに明日明後日に収録するんですけど、名古屋城をバックに。本当言うと、リアルライブがなくなった代わりに、お金を作らなきゃいけないっていう、それは理由として全然恥ずかしいことではないし、みんなそうしないとしょうがないじゃないですか。でもその中でも、俺、またやっちゃってるんですけど、いつも“あえて険しい道を行く”と言ってるのを自分でも体現してるなと思うんですけど、本当はFlying B的には稼ぎにいかないといけないんですよ。ツアー飛んじゃったし、ヤベェんですけど、これは絶対赤字必至のライブを今、作ってるんですよね。生配信のほうがリアルタイムでいいって、みんな思いがちなんですけど、生配信ほど簡単なことはないんですよ。
(c) AbemaTV,Inc.
──なるほど。
AK-69:でも収録にすることによって、音にもこだわれるし、編集にもこだわれるし、収録だからこそできるシチュエーションでも歌えるし、CGも足せるし、いろんな可能性が増えてくる。だから、リアルライブができない代わりに配信ライブ、だとは俺は思ってなくて、今だからこそできることをやらないと、シーンの先頭にいる人間として、ここでぬるっと生配信ライブから走り出すというのはやりたくねぇなと思っていて。ライブに威信をかけてる俺としては、これだけ赤字食うことがわかってるライブでも、アートを見せるべきだと思うんですよ。ライブというよりも作品を見せるというぐらい、完成されたものを見せたいと思ってるんですけど、それをもって、次のアルバムのビジョンももう見えてますね。俺の中では。だからすぐ制作に入ろうかなと思ってます。
──頼もしいです。
AK-69:コロナ禍で、いろんなものが淘汰されたと思いますよ。アーティストも本質を問われる時代になったというか、マジでほんと、中身のない流行りものは軒並み苦しくなってると思うし。あらためてこういうスタイルで積み上げてきて、ほんと良かったなって思いましたね。
取材・文◎宮本英夫
■アルバム『LIVE : live』
CD:2020年8月5日(水)発売
▲『LIVE : live』初回盤ジャケット
▲『LIVE : live』通常盤ジャケット
【初回盤 (CD+DVD)】UICV-9322 ¥3,800+税
【通常盤 (CD)】UICV-1110 ¥2,800+税
01. LIVE : live
02. No Limit 〜この映画のあらすじなら知ってる〜
03. Bussin’ feat. ¥ellow Bucks
04. Speedin’ feat. MC TYSON, SWAY, R-指定
05. B-Boy Stance feat. IO
06. Guest List
07. Skit -Toast To That-
08. もしよければ
09. Ha?
10. Hard To Remember -Season 0.5-
11. See You Again -Season 1-
12. I Don’t Wanna Know -Season 2-
13. ハレルヤ -The Final Season-
14. Skit -Procession-
15. If I Die feat. ZORN
16. Hard To Remember -Season0.5- Remix feat. Eric Bellinger ※BONUS TRACK
▼DVD ※初回盤
No Limit 〜この映画のあらすじなら知ってる〜
Bussin’ feat. ¥ellow Bucks
Speedin' feat. MC TYSON, SWAY, R-指定
Guest List
Hard To Remember -Season0.5-
See You Again -Season 1-
I Don’t Wanna Know -Season 2-
ハレルヤ -The Final Season-
If I Die feat. ZORN
Lonely Lion feat. 清水翔太
You Mine feat. t-Ace
Making Movie
■<ABEMA『LIVE : live from Nagoya』>
出演:AK-69
ゲスト出演者 (順不同):ZORN、R-指定 (Creepy Nuts)、SWAY (DOBERMAN INFINITY)、IO (KANDYTOWN)、MC TYSON、¥ellow Bucks、DJ RYOW
視聴料金:ABEMAコイン3,000コイン (3,680円相当)
販売期間:2020年8月2日 (日) 夕方5時~9月28日(月)夜11時
視聴購入URL: https://abema.tv/channels/payperview-1/slots/Dnpg9hRaqqu4KZ
詳細: https://programnews.abema.tv/posts/9177102
※上記公演概要は変更になる可能性がございます
※詳細は公式サイト、SNSでご確認ください。
※「ABEMA PPV」詳細: https://programnews.abema.tv/posts/8547878/
■特別番組『AK-69 LIVE:live from NAGOYA 事前特番!』
出演:AK-69
放送チャンネル:ABEMA SPECIAL
放送URL: https://abema.tv/channels/abema-special/slots/DnpgAvLQ6Vit2K
関連リンク
◆『LIVE : live from Nagoya』特設サイト
◆AK-69『LIVE : live』YouTubeチャンネル
◆AK-69 オフィシャルサイト
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