ローランド、8つのHDMI入力と液晶モニターを搭載した小型軽量なビデオ・スイッチャー「V-8HD」

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コンサートや企業のプレゼンテーション、eスポーツなどのライブ・イベントで、複数の映像ソースを使った動画制作や配信が行える、小型軽量・ポータブルなHDビデオ・スイッチャーが登場。8つのHDMI入力を装備、4.3インチの液晶モニター内蔵のオールインワン・モデル「V-8HD」が1月31日に発売される。


「V-8HD」は、限られた予算や人員で多様化する映像演出に対応するため、カメラの数を増やしたり、映像をリアルタイムでカンタンに合成/加工したりできることが求められる現場のニーズに応える製品。8つのHDMI入力端子と3つのHDMI出力端子を装備したHDビデオ・スイッチャーだ。複数の映像と本体内部に保存した静止画を組み合わせて、動画を制作することが可能。1つの画面に最大5つの映像を合成することができるので、子画面やタイトルを挿入したり、映像をエフェクトを加えたりして、視覚効果の高い動画を即座に制作できる。


視聴者に流すメイン映像とプリセット映像の2枚の映像切り替えに加え、ピクチャー・イン・ピクチャーなどで映像を合成し、さらにタイトルや文字を重ねることが可能。映像の色調や形を変化させることができる多彩な映像エフェクトも搭載。視覚効果の高い映像を実現する。

映像切り替えを自動で行えるオート・スイッチング機能に3つの切り替えモードを搭載。入力映像を順番またはランダムに切り替えたり、映像合成やエフェクト、音声などの設定を保存したプリセット・モデリー間で切り替えたり、1人でも複数のカメラを映像を扱いながら、効果的にオペレーションできる。別売りのフットスイッチを使えば、静止画への切り替えや、ピクチャー・イン・ピクチャー、タイトルの挿入など、多様な機能を足元で操作可能。さらに専用のiPadリモコンアプリ「V-8HD Remote」によるコントロールも行える(アプリは2月上旬公開予定)。



▲入力はHDMIタイプA×8、うちマルチフォーマット対応が2系統。出力はHDMIタイプA×3。RCAピンのオーディオ入出力、ステレオ・ミニのヘッドホン出力、USBメモリー、iPadによるリモート用のUSB端子、フットスイッチ/エクスプレッション・ペダル用×2(TRS標準)も備える。

「V-8HD」は、映像の切り替えや合成を1台で行えるオールインワン設計。本体には、入力された映像や出力している映像を表示できる液晶モニター、映像エフェクト、音声ミキサーを内蔵。また、パソコンやスマートフォン、ゲーム機器など解像度の異なる映像を入力する際でも、特別な機材を用意することなく、解像度を揃えて出力することが可能。現場での機材がシンプルになり、セットアップの時間を大幅に削減できる。

本体は2.0kgで持ち運びも容易。A4程度のコンパクトなサイズは、ローランドの入力8系統のビデオ・スイッチャーにおいて最小最軽量。さらに汎用の外部バッテリーに対応し、場所を選ばず使うことができる製品となっている。

製品情報

◆V-8HD
価格:オープン(市場想定価格 273,000円前後 税別)
発売日:2020年1月31日
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