デイヴィッド・リー・ロス、落ち着くことを決めたデヴィッド・ボウイからの電話の内容を明かす

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デヴィッド・ボウイと交流があったデイヴィッド・リー・ロスが、90年代初め、モデルのイマン・アブドゥルマジドと結婚する前のボウイから、2人にとっては驚きの言葉が上がったことを明かした。

◆デヴィッド・ボウイ画像

「俺はデヴィッド・ボウイを知ってた。俺ら、何度も酒を酌み交わした」というロスは、『PodKats』で、こんな逸話を披露したそうだ。「俺がニューヨークのスタジオにいたときだ。電話があって……(ボウイから)“デイヴィッド、僕はちょっと困惑してる。真面目だ。今から言うから、君はどう思うか教えて欲しい……。僕は家具を買ったんだよ」

「その時点からもう同じではなくなった。彼の人生を変えたんだ。重要なとこだ。俺はふざけて言ってるわけじゃない。象徴的だよ。彼はそれまで錨を下ろした(腰を落ち着けた)ことがなかった。恋愛面でも、気持ちの上でも、モラル的にも音楽面でも、なんであれ。そうやって生きることができる人は本当に少ない。人間には3タイプしかない。家にいる人、家を出る人、海に向かう人だ。デヴィッドは若いとき、海に出た。彼がとうとうニューヨークで陸へ上がることになり、結婚したとき、彼がそれまで知っていたこと全てが終わったんだ。俺は家具を買ったことはない。それはステージを観れば、わかるだろ。俺は留まる場所を探していない。俺はドライブして回ってるんだ」

海外では家具付きのアパートメント/家はめずらしくなく、身軽に暮らすことはできる。

ボウイは1992年、イマンと結婚し、亡くなるまでニューヨークに在住した。

Ako Suzuki
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