ジョシュ・クリングホッファー、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ脱退の経緯を明かす

ポスト

ジョン・フルシアンテの復帰に伴いレッド・ホット・チリ・ペッパーズを脱退したギタリストのジョシュ・クリングホッファーが、メンバーからそれを言い渡された日について語った。クリングホッファーにとって、フルシアンテがバンドに戻るのは驚きではなかったという。

◆レッド・ホット・チリ・ペッパーズ画像

『WTF』ポッドキャストに出演した彼は、こう明かした。「(フリーの家まで)自転車に乗って向かったんだ。彼らから、“単刀直入に言う。僕ら、ジョンにバンドに戻るよう頼むことに決めた”って言われた。僕は一瞬、沈黙し、“驚きじゃない”って答えたんだ」

両者の間で交わされた会話は「本当に思いやりにあふれた」もので、クリングホッファーは「あそこはジョンの居場所なんだ」と、理解を示した。「だから、僕はよかったなって思う。彼らが元に戻れて、僕は嬉しい。ジョンとフリーの間には音楽的言語が存在する。彼とジョンが持つ歴史に僕が競うなんてことはあり得ない」

クリングホッファーは最近、フリーがフルシアンテとジャム・セッションを行なっていたことを知っており、メンバーからの告知は「ショックだったが、驚きではなかった」という。

クリングホッファーは2009年、フルシアンテが脱退後のレッド・ホット・チリ・ペッパーズに加入。『I’m With You』(2011年)と『The Getaway』(2016年)の2枚のアルバムを制作した。新作にも取り掛かり始めていたという。

彼は、「もし、ジョンの復帰が5年前だったら、僕は辛い思いをしてただろう。でも10年、2つのツアー、3作近いアルバムの制作、僕は自分が彼らとやってきたことを本当に誇らしく思う。僕らは何かを創り上げたって気がしてる」と話した。

フルシアンテが戻ったレッド・ホット・チリ・ペッパーズは5月に米アラバマ州で開かれる<Hangout Music Fest>に出演する。その後、アメリカ、ヨーロッパでのいくつかのフェスティバルでプレイし、その他の期間はニュー・アルバムの制作に専念すると考えられている。

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報