BOSSのロック向けギターアンプのフラッグシップが音色やエフェクトをアップグレード「KATANA-Artist MkII」
ローランド/BOSSブランドのプロ向けギターアンプ「KATANA-Artist」をアップグレードさせた新モデル「KATANA-Artist MkII」がアメリカの楽器ショーNAMM 2020で発表。3月に発売される。
「KATANAシリーズ」は、ローランドが永年にわたって培ってきたギターアンプの回路設計、チューニングなどに関するノウハウを注ぎ込んだ独自技術「Tube Logic」を採用し、ロック・ギタリストが求める真空管を搭載したアンプ特有の心地よい歪みやレスポンスを再現したギターアンプ。多彩なラインナップを揃えるが、なかでも2018年に発売した「KATANA-Artist」は、ビンテージ・アンプの心地よいサウンドと、現代の音楽シーンに求められるパワフルさを兼ね備えた「WAZAスピーカー」を搭載し、トップ・プロが求める音質を得るための徹底したチューニングを施したプロフェッショナル向けのモデルだ。
今回登場の「KATANA-Artist MkII」は、アンプ・キャラクターを拡充。クリアながら太くパンチのある「CLEAN」、プレイヤーのニュアンスを忠実に反映する「BROWN」、アコースティック・ギターに最適な「ACOUSTIC」など、従来から搭載していた5タイプのアンプ・キャラクターにそれぞれ新しい音色バリエーションを追加。合計10種類のアンプ・サウンドで幅広く演奏を楽しむことができる。また、同時使用できるエフェクト数も3種類から5種類に増加。エフェクト・カテゴリー(BOOSTER、MODULATION、FX、DELAY、REVERB)には、それぞれ3種類、合計15種類のエフェクトを搭載している。専用のエディター・ソフトを使えば、60種以上の豊富なエフェクトから好みのタイプを組み合わせて多彩な音色づくりが行える。
さらに音のキャラクターを3タイプから選べる「CONTOUR」や、3種類の設定を記憶しすぐに呼び出せる「GLOBAL EQ」、ギター・ソロの演奏時の音量をカンタンに調節できる「SOLO」スイッチなど、フラッグシップ・モデルならではの機能を今回のアップグレードで実現。演奏表現にこだわるプロの要求に応える仕様となっている。
▲シリーズ/パラレル接続対応のEFFECT LOOP端子や外部キャビネットへ接続できるSPEAKER OUT端子、プリアンプやアンプ・シミュレーター、マルチ・エフェクターとの接続に最適なPOWER AMP IN端子を装備。LINE OUT、USB、PHONES/REC OUTも備える。
スピーカーは、理想のロック・サウンドを得るために独自開発した12インチ・サイズの「WAZAスピーカー」を引き続き採用。音質は優れていながらも、対入力性が低いために大きな音量を得ることが難しいビンテージ・スピーカーの名器の特性を再現しながら、現代のライブシーンに適した高い耐入力性能を兼ね備え、パワフルな演奏表現を実現している。「KATANA-Artist MkII」に搭載されているすべてのアンプ・タイプは、このスピーカーとセミ・クローズド・バック構造のキャビネットのコンビネーションに最適な振舞いをするよう、特別なチューニングが施されている。
▲ビンテージ・スピーカーの名器の特性を再現した12インチのWAZAスピーカーを搭載。
製品情報
価格:オープン(市場想定価格 77,000円前後 税込)
発売日:2020年3月
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