「HISTORY」から木材を厳選したアコースティックギター25周年記念モデル

今年25周年を迎えた島村楽器のギターブランド「HISTORY」から、アコースティックギターの25周年記念モデルが登場。「NT-SC/25th」と「NT-C/25th」の2モデルが12月7日に発売される。

記念モデルは、独特のシェイプでHISTORYを象徴するモデルとなった「NT-C3」をベースに、音色の要となる木材を厳選した。2モデルとも各6本のみの少量生産となっている。

■NT-SC/25th

「NT-SC/25th」は、小ぶりのSCシェイプは取り回しがよく抜群に弾きやすいモデル。やや薄めに仕上げたボディからは、軽やかで歯切れのよいきらびやかな高音域が魅力的なトーンを生み出す。

トップはクリアな響きと透き通った高域、長いサスティンが特徴のヨーロピアン・スプルース材を採用。バックは豊かな倍音を持ち、高域から低域まで広いレンジでバランスのよいトーンが得られるホンジュラス・ローズウッド。トップ材の振動を生み出す支点になるサイドにはハカランダ材を採用。あえて合板にすることで剛性を高め、トップ材をより自由に振動させ音量感と深みのある響きを生み出す。5ピースのマホガニーとウォルナットによるネックは、NTシリーズでおなじみのC.F.S（サークル・フレッティング・システム）を採用。ナットおよびフレットを円弧状にすることでポジションによる和音のズレを解消し、より美しい響きを実現している。


■NT-C/25th

一方の「NT-C/25th」は、やや大きめのCシェイプからは、コードをかき鳴らせば弾き語りに似合う迫力あるサウンドが、つま弾けばフィンガースタイルに似合う深みと繊細な広がりのあるトーンが生み出される、バランスに優れたギターに仕上がった。

こちらもヨーロピアン・スプルース単板のトップに、ホンジュラス・ローズウッド単板のバック、ハカランダのサイドの組み合わせ。C.F.S採用のネックやL.R.Baggs社製のアンダーサドル・ピエゾタイプ・ピックアップなどのスペックもNT-SC/25th同様。専用ハードケースも付属する。