【鼎談】gremlins×首振りDolls、20日の対バン“限定ギグ”ドレスコードが急遽決定?

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──めちゃくちゃ意気投合してるね(笑)。ちょっと、ショーン。おとなしくしてるけど、何か質問してみて。

ショーン:はっ。やっぱり来ちゃいましたか、その時間……。あの、ちょっと、、、。あー。

Hits:え!? あんなにガンガン攻めるベース弾くのに、普段そんな感じなの!?

ショーン:喋るの苦手なんですよぉ……。

KNZ:あははは。面白いね、首振りDolls(笑)。

ショーン:ちょっと時間かかるんで、先に進めといて下さい!

Hits:あははは。何それ(笑)!

──ジョニーも何か質問してみては?

ジョニー:あ、え、あぁ。

Hits:あははは。なんでいきなりシャイになるの(笑)!? 緊張しないで。なんでも聞いて。

ジョニー:あ、はい。あの……寒くなってきましたね。

Hits:えっ!? あ、はい。さ、寒くなってきましたね(笑)。何それ!

KNZ:でもね、たしかに急に寒くなってきたよね!

──乗っかるのね、その話に(笑)。

KNZ:乗っかっちゃったねぇ〜、まんまと(笑)。ホント、最近今年初の暖房付けたからね!

ナオ:東京の方があったかい気がします。

KNZ:本当? 九州の冬はそんなに寒くないんじゃないの?

ナオ:いや、冬めっちゃ寒いんですよ。

ジョニー:でも、東京の冬をまだ体験してないから分からないよね。

Hits:あれ? まだ出てきたばっかり?

ナオ:はい。まだ半年経ってないです。

KNZ:お〜、そうなんだ! 東京の寒さはね、基本すきま風だから!

ナオ:ビル風?

KNZ:俺は生まれも育ちも東京なんだけど、ビル風が半端ないから、それで体感的に寒いんだよね。それでいうと、俺は北海道とかの方が寒くないなって思ったもん。

首振りDolls一同:へぇ〜。

Hits:俺は仙台だけど、そこまで極寒ではないからね。

KNZ:だよね。東北の寒さではあるけど、そこまで東京都変わらないもんね。

Hits:うん。変わんないね。みんな北九州?

ショーン:俺だけ宮崎です。

ジョニー:宮崎は雪降らないでしょ?

ショーン:降らない。

──椰子の木もあるしね。

ショーン:椰子の木ありますね〜。でも、冬は普通に寒いです。

Hits&KNZ:そうだよなぁ〜。寒いよなぁ〜。冬だもんな(笑)。

ショーン:はい!

一同:(爆笑)

──で、ショーン質問は?

ショーン:げっ。逃れられたと思ったのに……。ジョニーさん、どうぞ。

ジョニー:え!? また俺!? あ、あの『ジョーカー』見ましたか?

Hits:俺、見に行ったんだよね〜。

KNZ:俺はまだ見れてないんだよね。今年はなんかバタバタしてて映画全然見れてない。

Hits:ただ、あのエンディングを次に何処に繋げていくかで、映画の見方が変わるなぁと思ったんだよね。『ダークナイト』に繋げるのか、『バッドマン』に繋げるのかで変わってくるなと。意味が変わってくる気がするな。


──ジョーカーは生まれつきの悪であって欲しかったっていう意見もあるみたいね。人間味があり過ぎるってとこでの賛否があるみたいで。

Hits:あ〜、なんかそうみたいね。

KNZ:まぁ、その賛否の否の気持ちは分からんでもないけどね。バンドもそういうとこない? すごく激しいサウンドが好きでハマったのに、売れだしたら、いきなり優しい曲とかバラードばっかやりだしちゃうみたいなのだと、なんかちょっとショックだもんね。

──みんなは憧れのアーティストの人間っぽいところを見たくないタイプ? 個人的には、メタルバンドのバラードには、逆にどうしようもなく愛しさを感じてしまうんだけど。

ジョニー:あーそれも分かる!

KNZ:まぁ俺も、それも分かる。例えば、KISSにはバラードはいいけど、速弾きはやって欲しくないとかね。

ナオ:なるほど。たしかにバンドによりますよね。俺もKISSの速弾きは聴きたくないかも(笑)!

KNZ:でしょ(笑)。速い速い! もっと転がって! って言いたくなっちゃうと思う(笑)。印象なのかな? なんかさ、多分、求めてないことをやられちゃうと、辞めて〜って言いたくなっちゃうかな。それって、音楽とか映画とかに限らず、純粋に人間にも当て嵌まることでもあるかもね。こういう人だと思ってたのに、接したら案外違った! みたいなのとかさ。

ナオ:ギャップみたいなのってありますよね。

KNZ:そう。まぁ、そのギャップを残念に思うこともあるし、そのギャップに萌えることもあるしね。昔は俺たちも結構イメージ作ってたりしたもんね(笑)。

Hits:あははは。最初はしてたねぇ〜。

KNZ:でも、今なんか穴だらけ。

一同:(大爆笑)

Hits:服着てるけど丸裸、みたいなね(笑)。それがだんだん楽になってきちゃうしね(笑)。

KNZ:勝手に出ちゃった(笑)。自分が理想としていたミステリアスさ的なところは保ててないね。

ナオ:お〜。ミステリアスで居る大切さみたいな話ですね。すごく興味深いです!

Hits:ん〜そうねぇ。でも、ミステリアスで居るということは、オンとオフのスイッチが必要だと思うんだよね。最初はあったの、その2つのスイッチが。でもね、なんかいつの間にかそのスイッチが……一個になっちゃったの。

──あははは。なっちゃったの……って(笑)。意図せずに?

Hits:そう。常にオンでもあるし、常にオフでもあるし。なんていうのかなぁ。無意識に。

KNZ:まぁね、たしかに時代もあるよね。インスタとかSNSが出来ちゃってから、どうしてもそのスイッチのオンオフが難しくなっちゃったよね。ピアスいっぱいで、あんまり喋らなくて、奇怪な印象のステージ上のHitsが好きな人もいれば、素顔のHitsが好きな人も居るだろうからね。でも、ステージ上や、普段のつぶやきや、いろんなイメージがあるだろうから、そこからみんないろいろと自分の理想のHitsや俺を作り上げてくれているんだろうしね。

Hits:そうだね。それでいいのかなって思ってる。もうなんか今更自分のキャラクター作りとかは考えてないというか。もう知っちゃったよね(笑)? みたいな感じ。ありのままでいいのかなって思うようにもなって。

KNZ:だから、ミステリアスさが守れている人ってすごいなって思う。本当に。でも、人間だからね。自然と滲み出ちゃうと思う。そこがあるからこそ好きになれるってのもあるしね。けど、個人的に、ミステリアスさが守れなかった人間としては、憧れるけどね、ミステリアスさが守れている人。

ナオ:そうですね。俺もミステリアスで居たかったんですけどね……。もうダメですね(笑)。ステージでは“おら、クソガキども!”って言っちゃってんですけど、普段そのテンションで生きる自信がないです(笑)。ステージ上では先輩とかにも平気で言えちゃうんですけどね(笑)。それに、Twitterとかも昔はちょっとミステリアスなこと言ってたんですけど、もうやっぱり最近ダメです(笑)。穴だらけです、私も(笑)。酔っ払って道路で寝ちゃってたりしてるのを友達にTwitterでアップされちゃったりすると、もう無理〜って感じで(笑)。

──それは本当に気をつけて頂きたいかな(笑)。でも、この話は、KNZとジョニーが、メイクしたKISSにしか会いたくないっていうところにも通じる話だったりするよね。

KNZ:そうそう。本当にそういうとこだよね。

ジョニー:ですね。普通の格好した普段のKISSは、あんまり見たくないというか。知らないでいいかなって。でも、飲み屋で偶然あったりしたら、めちゃくちゃテンション上がっちゃいますけどね(笑)!

KNZ:あははは。そういうのはあるよね!

Hits:それは最高のシチュエーションだよね(笑)!

ナオ:その気持ちもすごく分かる。でも、俺なんかは、遠藤ミチロウさんはステージの上のミチロウさんも大好きだし、人間としてのミチロウさんも大好きだし、とにかく、遠藤ミチロウそのものが好きなんで、どんなミチロウさんでも全部好きです。何しても大好きです!

ショーン:俺は結構裏側も知りたくなっちゃいますね。ドキュメンタリー見るの大好きです! お〜! 高速のパーキングでご飯食べてる! とか(笑)!

ジョニー:あ、俺も、オアシスが兄弟仲が悪い話とかはめっちゃ面白くて好きでしたけどね(笑)!

Hits:あははは。そういうのは面白いもんね(笑)。

KNZ:まぁ、人間味の出し方にもよるよね。

──普段を見ちゃってガッカリした人いる(笑)?

KNZ:Hitsとか(笑)?

Hits:え!? うるさいよ(笑)!

KNZ:うそうそ(笑)。普段からいい奴だからね、Hitsは。

ナオ:Hitsさん、めちゃくちゃマイナスイオン出てますよね。なんか、すごく癒しの波動を感じます!

Hits:え!? 俺から(笑)? それは分からんな、自分では(笑)。


──だいぶほぐれたね(笑)。きっと、対バン後には、すっかり打ち解けているかと。対バン、せっかくだからセッションとかも出来たらいいね。(※12日はKISSの「Rock and Roll All Nite」を、ナオ(Vo)、Hits(G)、ジョニー(G)、ショーン(B)、KNZ(Dr)の構成で届けました)20日はセッションもありつつ、gremlins発信で、【限定ギク】的な構成にしたいという提案もあるんだよね?

Hits:そうそう。12日はお互い通常の衣装でいつも通りの魅せ方で、しっかりとお互いのバンドを知ってもらって、20日はちょっとドレスコード的なものを提案してみるのも面白いかなって。既にチケットを買ってくれている人もいるから、お客さんはそこまで強制的というわけではないけど、なんか俺たちがいつもと違った格好してライヴ出来たら面白そうだなと思って。せっかくロックンロールバンドの首振りDollsとやるから、ロックテイストでやるとか。

ナオ:全員女装とか!?

──キャンジャニ(※関ジャニ∞が全員女子高生の格好で女装した時のグループ名)みたいに!?

Hits:あ〜、お客さん、みんな好きそうだけどね(笑)。ナオちゃん似合いそうだね(笑)。

ナオ:今年のハロウィンは、シスターとMUCCの逹瑯さんのコスプレをしました!

Hits:あははは。似合いそう(笑)!

ジョニー:女装は……自信がないなぁ。(ボソッと)絶対にブスやと思う、俺……。

一同:(爆笑)

Hits:今ボソッと言ったねぇ(笑)。

KNZ:いやいや、絶対似合うよ! ちょっと普通じゃない女装になりそうだけどね(笑)。

──そうね(笑)。ちょっとラテン系な(笑)。

ジョニー:絶対ブス。

一同:(爆笑)

Hits:いやぁ、ジョニーくん素顔可愛いよ! メイクするとガッツリロックだけど、素顔可愛くてびっくりしたもん!

ジョニー:おぉ。ありがとうございます!

KNZ:きっとみんな女装は見たいだろうけど、ここはせっかくロックンロールバンド首振りDollsとの対バンだから、【ロックTシャツ限定ギグ】にしてみる?

ナオ:新鮮です! 私たちもロックTでライヴしたことないです!

Hits:お客さんもみんなロックTシャツって、なんかすごくロックだなぁ。持ってない人は、今回物販でgremlinsと首振りDollsのコラボロックTシャツを作ったから、それ着てくれてもいいけどね!

KNZ:メタリカ風のデザインのロックTだからカッコイイよね!

Hits:そう。めっちゃカッコイイ。なんか、本当にいつものgremlinsのライヴとは違うライヴになりそうだなぁ。gremlinsは今まで異種格闘技戦とかしたことなくて、首振りDollsとの対バンが初でもあるから、めちゃくちゃ楽しみになんだよね。

KNZ:そう。昔はすごくジャンル分けされてたけど、最近はそうでもなくなって来てる気はするし。いろいろなシーン分けされてた時代は、すごくジャンルで括られるのが嫌だったりしたんだけどね。

Hits:もともとヴィジュアル系自体も音楽のジャンルではなかったんだけどね。

──まぁそうね。グラムロックが音楽のジャンルではないのと同じくね。

Hits:ていうか、首振りDollsってドラムボーカルなんでしょ!? キツくないの!?

ナオ:キツイです(笑)。でも、もう慣れちゃいました。

KNZ:すごいな、慣れって。同じドラマーだから尊敬するもん。本当にすごい。あれでワンマンするとか本当にすごい。てか、左側を向く感じで叩きながら歌ってるけど、辛くないの? ヘッドセットとかにしたらいいのに。

ナオ:そこも慣れですね。いろいろと試してはみたんですけど、お客さんに顔が見えなくちゃいけないっていうのもあったし、試行錯誤した結果、今に落ち着いたんです。だから、今の角度で歌うので固定してからは、この角度で筋肉が付いちゃったんです。だから、レコーディングの時とか、ちょっと出にくいなっていうときは、左側向いて歌うんです! そうすると出るんですよ。

KNZ:すごいなぁ。本当にすごいと思う。これはね、ドラマーだから特に分かると思うよ。俺、本当に個人的に興味あったんだよね。

ナオ:もう、最後の方はマラソンしてる感覚というか。耐久戦ですね(笑)。

KNZ:すごいなぁ。あのメロディを叩きながら歌えるって、本当にすごい。俺、昔インディーズでバンドやってたときは、ハイスタとかガンズとか叩きながら歌ってたりしたんだけど、フル尺では無理だからね。本当にすごいなって思うよ。

ナオ:ありがとうございます! そんなに言って頂いて、嬉しいです。HitsさんとKNZさんは、首振りDollsを知って下さっていたんですか?

Hits:うん。名前はすごく聞いていて、気になっていたんだよね。

KNZ:俺も。

Hits:で、ちゃんと音源聴かせてもらって、ヤバイ、すごいカッコイイ! と思って、どうしても対バンしたくて。

KNZ:カッコイイね! 一緒にやりたいね! って。

ナオ:ありがとうございます! 嬉しいです! でも、gremlinsのお客さんが受け入れてくれるかすごく心配で……。

Hits:それは100%大丈夫。絶対好きだと思うよ。

ナオ:本当ですか!? 一生懸命頑張ります!

Hits:あははは。可愛い! 久々に聞いたよ、一生懸命頑張りますって(笑)。こちらこそ、一生懸命頑張ります! よろしくね!

首振りDolls一同:はい! よろしくお願いします!

Hits:みんなも11月20日の【ロックTシャツ限定ギグ】よろしくね!

KNZ:この日しか見れないgremlinsと首振りDollsが見れるので、是非!

ナオ:20日しか見れないセッションもやります! 11月20日<首狩祭>青山RizM、是非、見に来て下さい! よろしくお願いします!

KNZ:21日には同じく青山RizMでgremlinsのワンマンライヴ<Snatch of 「   」>なので、そちらも是非!

Hits:待ってます!

取材・文◎武市尚子

■首振りDolls ライヴ情報

2019年
11月20日青山RiZM(gremlins/首振りDolls)
11月24日代々木labo(FREE ONEMAN SOLD OUT)
11月26日ロックンロール以外は全部嘘(ACOUSTIC ONEMAN)
11月29日札幌CrazyMonkey(THE SLUT BANKS/スキッツォイドマン/首振りDolls)
11月30日札幌CrazyMonkey(THE SLUT BANKS/スキッツォイドマン/首振りDolls)
12月16日下北沢GARDEN(首振人形症候群レコ発 ONEMAN)
12月19日小倉Mr.LEFTYS(ACOUSTIC ONEMAN)
12月20日小倉FUSE(ONEMAN)
12月22日大阪 堺FANDANGO(ONEMAN)

2020年
1月17日名古屋CLUB ROCK'N'ROLL(ONEMAN)
1月18日大阪大きな輪(ACOUSTIC ONEMAN)
1月19日大阪味園ユニバース(イベント出演:ストロベリーソングオーケストラ主催 怪帰大作戦~闇堕六道巡り)
1月20日大阪Bigtwin Diner SHOVEL(ONEMAN)
1月29日池袋LiveGarage ADM(スキッツォイドマン/赤いくらげ/首振りDolls)

首振りDolls『首振人形症候群〜REVISITED盤〜』

2019年12月16日(月)発売
¥3,000(税込)インディーズ時代、発売から数日で完売し、幻と化していた首振りDolls初のアルバムプレミア音源『首振人形症候群』がREVISITED盤でリリース。リマスターされたアルバム収録曲はもちろんのこと、未公開音源や新録音源を含む全17曲

収録曲
01.teenage、02.ニセモノ、03.白糸、04.首輪、05.鏡地獄、06.赤糸、07.籠の鳥、08.ミナミ、09.嫌ダ!!、10.カンチガイ、11.タイムマシーン 【未公開過去音源】12.被害妄想 【新録音源】13.NO! NO! NO!、14.RAD、15.ニセモノpart2、16.リトルサマーベリーオレンジミルク、17.アンジェリーナ

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