スコット・ゴーハム「フィル・ライノットなくしてシン・リジィ名義のアルバム制作は考えられなかった」
元シン・リジィのギタリスト、スコット・ゴーハムは、新ラインナップでシン・リジィを再々結成したものの、新曲をシン・リジィ名義でリリースすることには抵抗があり、2012年、ブラック・スター・ライダーズとバンド名を変更したそうだ。
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ゴーハムは米ミシガンのラジオ局93.1 FMのインタビューで、フィル・ライノット(1986年死去)のいないシン・リジィのアルバムはないと話した。「多くの人たちが、僕らはシン・リジィ名義でレコーディングを継続すると考えていた。でも、僕はそれにはとても居心地悪かったんだ。そのときまで、僕がシン・リジィでレコーディングしたものには全て、相棒のフィルがいた。彼が中心だった。だから、“僕は彼なしでアルバムをレコーディングするのか? ないな、それはない”って思ったんだよ。みんな、わかってくれた。でも、じゃあこの17曲はどうなるんだってなり、それが、ブラック・スター・ライダーズ誕生のきっかけみたいなものだ」
シン・リジィは、今週、2020年度のロックの殿堂入り候補に挙がったことが発表された。1996年に殿堂入りの資格を得ていたが、ノミネートされるのはこれが初めて。この発表がある前の週、『Misplaced Straws』のインタビューで、シン・リジィの殿堂入りについて考えたことはあるかと問われたゴーハムは、「ない。どうやったら殿堂入りするのか知らないし、考えたことさえない。でもまあ、そうなったら素晴らしいだろう」と話していた。
シン・リジィは、エリック・ベル(G)、ブライアン・ダウニー(Ds)、スコット・ゴーハム(G)、フィル・ライノット(Vo/B)、ブライアン・ロバートソン(G)の5人がノミネートされている。
ブラック・スター・ライダーズは先月、4枚目のスタジオ・アルバム『Another State Of Grace』をリリースした。
Ako Suzuki
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