【レポート・インタビュー】瀬口侑希、「DAM CHANNEL演歌」三代目MCに就任
■瀬口侑希 インタビュー
――「DAM CHANNEL演歌」の三代目MC就任、おめでとうございます。まず、今のお気持ちを聞かせてください。
瀬口侑希(以下、瀬口):二代目である岩佐美咲さんから引き継ぐことになったんですが、これはもう本当に大役だなと。やはりカラオケに行った時に、合間合間で実際に見ている番組ですからね。みなさんが喋っていらっしゃるものはこれまでも楽しく拝見してきましたが、いざ自分がとなると大丈夫かしらというのが正直なところです。ただ美咲ちゃんやスタッフの方などからは、「緊張もしたけど、楽しくやれましたよ」というお話を聞いていましたから、私も緊張はしていると思いますが、少しでもみなさんの良さを引き出せたらなという思いでやらせていただくことになりました。
――そして本日、通常のスタジオ収録がスタートしたわけですがいかがでしたか?
瀬口:今日は何本か収録をさせていただいたのですが、本当に楽しく皆さんとお話をさせていただきました。昨夜からドキドキしていたせいか、最初は噛みまくり(笑)。やっと落ち着いてきましたが、いよいよ始まったんだなという感じです。
――今日のお着物も素敵です。
瀬口:最初は洋服で収録に臨もうと思っていたんですが、舞台となる“侑希茶屋”の雰囲気に合うよう着物にしました。この着物は私の20周年の記念にと先輩からいただいたものなんですが、まだ皆さんの前で披露していなかったので、晴れの舞台でもある今回の収録で着ることにしたんですよ。
――セットの感じにもすごく合っていますね。
瀬口:ありがとうございます。ゲストの中にはお着物の方もいらっしゃいますので、私も着物だと悪いかなと思ったんですが、いわゆる衣装のような着物で大げさにするのではなく、どちらかというとカジュアルな感じで、お茶屋さんに来てお話ししていただくような雰囲気を作ればいいんだなということも掴めましたので、そういう意味でも収穫のある収録でした。
――先ほど実際の収録の模様も拝見いたしましたが、流れるような進行でお話もすごく面白かったです。
瀬口:いえいえ、ゲストのみなさんに支えられてこその収録でした。お話を振っても振った分しか返ってこなかったり、お話が膨らむ前に終わってしまったらどうしようという思いもありましたが、ゲストの方々のおかげですごくいい空気感を作ることができたんじゃないかなと思っています。
――MCを務めるにあたり、心がけたことや参考にしたことなどはありますか?
瀬口:MCとしてどなたかを参考にしたというようなことはないのですが、「楽しそう」と思えるものを目指したいなとは思いました。私自身、テレビなどでいろんな番組を見ながら、自然とそういうものに対して「いいな」と思っていたので。あとはやっぱり、生放送ではなく収録ですからね(笑)。
――なるほど、編集という作業を味方に付けるわけですね(笑)!
瀬口:(笑)。私も色んな番組に出させていただいて、色んな方とお話をしながら感じてきたことでもあるんですが、なるべくお話しやすそうな雰囲気や流れを作ることってすごく大事だなと思うんですよ。お仕事ですから仕方のないことではありますが、すごく気持ちよく喋っているのに、時間に追われて「はい、次」みたいな感じで進められると…(笑)。だからもう逆にお任せをするくらいの勢いで喋っていただいて、あとはプロのスタッフさんに上手く編集していただいたほうが、この場で話の流れをせき止めるよりもいいんじゃないかなって思うんですよね。
――瀬口さんは普段から会話を回したり、聞き役になったりするほうですか?
瀬口:どっちでしょうねぇ?いや、意外と喋っていますね(笑)。聞くのが上手な友達には、どんどん喋ってしまうほう。だから私も、気持ちよくお話ししている方の話は止めたくないんです(笑)。あとは合いの手もそうですよね。「あ、そうなんですね」なんて言いながら手元で他のことをしていたり、時計を見たりされると寂しいじゃないですか。
――わかります。会話の温度が下がりますよね。
瀬口:そうなんです。だけど、私がもしお酒が強かったらやばいと思います(笑)。飲むのも好きですし、そういう場所も大好きなんですが、量はあまりいただけないんですね。これで私がすごく飲めたりしたら、きっと話が止まらないと思います(笑)。友達と朝までずっと自分の喋りたいことを喋るだけ喋って飲んで…っていうタイプだと思うので(笑)。
――まさに、時間を気にせず(笑)。
瀬口:はい(笑)。私も20年経って先輩方に誘っていただく機会も増えましたが、気を遣いながらも、だんだんと自分自身はナチュラルに、作らず、その場の会話や雰囲気を楽しむことができるようになってきたかなとも感じています。
――ご自身の経験や変化も反映させながらのMCということでもあるんですね。
瀬口:もちろん、もうちょっと上手く引き出せたのになって反省も毎回あるんですが、そこは収録ですから(笑)、上手く切り取っていただこうと。あまり細かく気にするよりも、みなさんの素顔や歌に対する姿勢を、私自身も楽しんだり学んだりしながら進めていけたらいいなと思っています。
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