トム・ジェンキンソンが作曲し、オルガン奏者ジェイムズ・マクヴィニーが奏でるレア盤リリース

スクエアプッシャーことトム・ジェンキンソンが作曲を手がけ、世界屈指のオルガン奏者ジェイムズ・マクヴィニーが演奏した作品『All Night Chroma』が、9月27日（金）にWarp Recordsよりリリースされる。CD/LPともに、ナンバリング付で世界で限定1000枚というレアな作品だ。

◆『All Night Chroma』ジャケット画像

世界でも有数のオルガン奏者として知られているジェイムズ・マクヴィニーは、16世紀のルネサンス音楽から現代音楽までを網羅し、これまでにも多くの現代音楽家たちとコラボレートをしており、フィリップ・グラス、アンジェリーク・キジョー、ニコ・ミューリー、マーティン・クリード、ブライス・デスナー、デヴィッド・ラングらが彼のために楽曲を書いてきた。

スクエアプッシャーやショバリーダー・ワンとしての活動で知られるトム・ジェンキンソンは今回、マクヴィニーのために8曲を書き下ろし、収録された音源は、2016年にロンドンのロイヤル・フェスティバルホールにある巨大なHarrison & Harrison社製1954年型のパイプオルガンで演奏・レコーディングされたという。ジェンキンソンは、スクエアプッシャー、ショバリーダー・ワン名義の作品群や革新的なライブ・パフォーマンスのみならず、作曲者としての地位も確立しており、2012年のスクエアプッシャー作品『Ufabulum』をオーケストラ用に再構築し、世界的指揮者のチャールズ・ヘイゼルウッドとシティ・オブ・ロンドン・シンフォニアによるコンサートを成功させ、BBCによる映像作品『Daydreams』で1時間半に及ぶ楽曲を提供。“Squarepusher x Z-Machines”名義で発表された『Music for Robots』では、3体のロボットが演奏するための楽曲を制作している。

本作『All Night Chroma』では、スクエアプッシャー作品の礎となっているエレクトロニック・サウンドから離れ、彼のさらなる才能の幅広さを見せつけているとのこと。