【レポート】Que SakamotoのDJツアー日記「サウスアメリカ編・その6」

ポスト

みなさん、こんにちわ。<Huit Etoiles>のDJ/ProducerのQue Sakamotoです。今回はまだまだ続くサウスアメリカのツアー第六弾です。

■サンパウロは一年で一番寒い時期らしく
■心が折れそうでした……が!

コロンビア、ペルーのデビューギグを終えてブラジルへフライト。サウスアメリカは真冬でした(泣)。そう季節は日本と季節も国も真逆。ブラジルのシーンや文化、食事、そして音楽はどんな感じなのか、とても想像がつきません。イメージとしてはラテンの国で、情熱大国?

ペルーのリマからトランジットでチリのサンティアゴ経由でブラジルのサンパウロへ。ペルーで古着のダウンジャケットをゲットしたので、なんとか寒さは凌げました。ブラジルではサンパウロで1ギグ、2ラジオショー。日本人でサウスアメリカでプレイしたアーティストは数えるくらいだそうです。

僕は今回サウスアメリカで勝負する決意としては、日本人のアーティストはサウスアメリカではあまりプレイしていないので、今こそ結果を残すチャンスだし、ひとつずつのギグで必ず爪痕を残して、シーンをリードしているアーティストやプロモーター、ベニューと繋がり、しっかりと次回のギグに繋がることなんです。音楽でご飯を食べなくてはならないですし、日本人アーティストとして、世界で認められたいですし、海外の方がチャンスがたくさんあるので、海外での活動を軸に活動をしてます。

全く知らない人にQue Sakamotoを知ってもらい、自分の音楽を評価してくれる人から良いフィードバックを頂くことで、世界の各国の人たちからエネルギーがもらえて、海外でプレイして生活が成り立つのは本当に幸せなんです。そんなこんなでコロンビア、ペルーはしっかり結果残せたし、次に繋がりましたし、今回のブラジルでプレイすることがひとつの目標だったので、今回かなり気合い入れてサンパウロまで来ました。


コロンビア・ボゴタのセルジオが紹介してくれたペルー出身サンパウロ在住の女性DJ、セシリア・イザーラのアパートにてステイさせてもらいます。セシリアはかなりのディガーでバイナルオンリーのDJ。ブラジルの<Dekmental>や<Gun Top>やいろいろビッグフェスからクラブのギグまでプレイしています。今回、セシリアに出会えて本当に良かったです。

アパートに到着後、『Namanteiga Radio』にてラジオショー。セシリアがUberで連れて行ってくれました。で、早速ライブストリーミングのオンエア発信。ニューヨーク、メキシコ、コロンビア、ペルーでDiggingした音源をメインにプレイ。レアグルーヴなフリースタイルセットのセットになりました。終わってから、セシリアのオススメレストランで食事をして就寝。


翌日は昼過ぎからセシリアとレコード屋さん数件周り、ランチして、夜まで部屋でゆっくりしてからCaracol Barへ。この夜はOpen To Last5時間セット。バーと言ってもスペースは広く、お客さんも踊りを楽しみにしている感じ。ダーク過ぎないディスコハウス〜プログレッシブファンク〜エレクトロの80sを中心にプレイしました。DJミキサーもブラジル産のロータリーミキサー、かつサウンドシステムも素晴らしくて、お客さんもたくさん来て踊ってくれたし、印象に残るブラジルデビューでした。気持ち良く帰宅し就寝。翌日はゆっくり起きて、ミュージアムに行ったり、サンパウロの街を散策したり、フリーマーケットに行ったりしました。この日は早く就寝。セシリアが組んでくれたラジオショー『Veneno Radio』まで、ミュージアム行って散策して家でゆっくり。『Veneno Radio』では、ダンスミュージックよりのディスコ、ハウス、オーガニック、ニューウェーブの幅広い新旧を混ぜてプレイ。ちなみにこちらのMixcloudのリンクで視聴出来ます。良かったらチェックしてみてください。




サンパウロは一年で一番寒い時期らしく、心が折れそうでした。ですが、素晴らしいレコード屋、アーティスト、DJ、新しくできた友達と過ごした貴重な時間だったので、乗り切れました。次回は暖かいときに来たいと思いました。リオにも行きたいな。ってことで、

「Thank u ,Caracol Bar,Namanteiga Radio.Vineno Radio」

■楽しみすぎて眠れなかった
■レーベルメイト、ニコラス・カストロとのパーティ

サンパウロからチリのサンティアゴまでフライトです。なんと! ブラジルより、もっと寒い! 寒がりの自分としては、かなりショック。そう、今は真冬の時期……。

空港には今回のプロモーターで、同じレーベルメイト(サンフランシスコのRoam Recordings)のニコラス・カストロ(https://soundcloud.com/nicocastrog)がピックアップしてくれました。チリ滞在は3日間。初日はニコの家にホームステイ。ニコが地元で一番美味しいラーメン屋に連れて行ってくれました。味はかなり不味かったですが(笑)、お客さんでパンパンで、かなり繁盛してました。終わって少し街を歩いて帰宅して、就寝。翌日はニコがレコード屋、古着屋に連れて行ってくれて、シーフードレストランでランチして街を散策。この夜はゆっくり疲れを取ってプレイに集中して欲しいとのことで、ホテルにチェックインと相成りました。でも翌日のパーティにワクワクして興奮していたので、深く寝れなかったです(泣)。


眠れなかったですが体調は良かったので、夕方までひとりでミュージアムに行って、レコ屋でチリ産レアグルーヴとCDをゲット。かなりのレアの音源に出会えて幸せ。シャワー浴びて、プレイ後にそのままアルゼンチンにフライトして、フェリーで、ウルグアイ・モンテビデオまで行くので、荷物をパックしてディナーへ。彼オススメのシーフードレストラン。チリはシーフードがオススメとのこと。昨日食べたシーフードもとても美味しかったですが、ここのシーフードはそれ以上でした。僕は美味しい料理を食べるとテンション上がるので、かなりスイッチオン! 本当美味しかった。



ディナーを終えて、今宵のベニュー“Fiebre”へ。一軒家のバーで、この日はサウンドシステムを導入し、デコレーション。少しペルーの会場に似ていた。ニコからはハッピーバイブスで、ノーダークミュージックと指定があったので、ニコのセットを聴いて流れに乗ってプレイ。ニコはディスコハウスをメインにラテン〜イタロ〜アフリカンなどオーガニックテイストでハッピーバイブスなセットを披露していました。僕もその流れでお客さんをキープして、ハッピーバイブスでコマーシャル過ぎない選曲でディスコ〜ハウス〜ファンクを織り交ぜてプレイ。もちろんラストはジャパニーズディスコ。最近のお気に入りクロージングトラックの木村恵子「電話しないで。」をドロップ。皆さんから大絶賛の拍手を頂きました! フライトがあるので、みんなとパーティしたかったが、みんなとお別れして空港へ。お客さんから車乗るまで、嬉しいフィードバックがもらえてうれしかった。ってことで、

「Thank u Nico,Fiebre,AllSantiagoCrowds.」

サンティアゴ空港からブエノスアイレス空港まで、機内シートに座って直ぐに寝て、着いて起きて、フェリーでも2時間寝てウルグアイはモンテビデオに到着。行きの移動時間ほとんど寝たので、疲れはそこまでではなかったですね。モンテビデオは1泊のみ。フェリー乗り場にプロデューサーのマティアス・マムスがピックアップしてくれてこの日はマティアスの家にステイします。



この日は寝不足だったので軽く睡眠を取り、キャパ400ほどのベニュー“Casa Felix”へ。ウルグアイの中でもかなりのアンダーグラウンドとのこと。マティアス率いるクルーはバイナルオンリーでのプレイがメインのため、特別にCDJをセッティングしてくれました。プレイ前に切り替えが、上手くいかなかったのですが、なんとか無事セッティングしてもらい、マティアスからバトンタッチ。マティアスはダークなサイケデリックなミニマルハウスからディスコをプレイしていました。僕は、ダークでドープなエスニックからハウス〜ディスコをメインにプレイ。お客さんもディープでドープな音楽が好きみたいだったので、しっかりとハメられて良かったです。僕の後はライブや、マティアスがプレイ。仲良くなったお客さんと、がっつり遊び倒して終了。かなりコアな深〜い雰囲気のパーティでした。ってことで、

「Thank U Mathias,Diego,All Casa Felix Crew」

この記事をポスト

この記事の関連情報