BOSSから新エフェクター「200シリーズ」が登場、クラス最高音質で緻密＆直感的な音作りが可能な4機種発売

ローランドのBOSSブランドよりギター/ベース用エフェクターの新シリーズが登場。「DD-200」「EQ-200」「MD-200」「OD-200」の4機種が今夏より順次発売される。

1976年から40年以上にわたりBOSSブランドのギター用エフェクターの開発を続けてきたローランド。「コンパクト・ペダル・シリーズ」は、これまでに100機種以上を発表、ギター用エフェクターの代名詞となっている。また、2015年には、高音質かつ機能性を高めたフラッグシップ・シリーズ「500シリーズ」を発売し、多くのギタリストに愛用されている。

そして今回、「コンパクト・ペダル」の直感的な操作性と、「500シリーズ」同等の高音質をあわせもつ「200シリーズ」が新登場。デジタル・ディレイ「DD-200」、グラフィック・イコライザー「EQ-200」、モジュレーション「MD-200」、ハイブリッド・ドライブ「OD-200」の4機種が発売される。

「200シリーズ」は、32bit AD/DA変換、32bit内部演算、96kHzサンプリングという、ペダル・エフェクターとしてはクラス最高レベルの音質設計。パネル上に機能的に配置されたツマミで迅速かつ直感的な音作りが行える。作った音色は4種類まで本体に記憶可能。本体に装備されたフットスイッチで使いたい音色を呼び出してすぐに演奏することができる。

また、外部スイッチやエクスプレッション・ペダルを接続すれば、さらに機能性や表現力を高めることも可能。本体はいずれも幅101mm、奥行き138mmの小型設計。MIDIによるコントロールには、ミニTRS端子を採用しており、ペダルボードを省スペース化することが可能。エフェクト・スイッチャーと組み合わせたシステムを構築して、さらに表現性を高めることもできる。

■デジタル・ディレイ「DD-200」


BOSSペダル・ディレイのフラッグシップ機「DD-500」から継承したサウンドを、より小型なボディに収めて機動性を高めたモデル。現代的なデジタル・ディレイから、温かみのある往年のアナログ・ディレイまで12種類のモードを搭載。ディレイを切り替える時に音が途切れないキャリーオーバー機能も備える。さらに、フレーズを繰り返し再生させながら演奏を重ねていくルーパー機能も独立して搭載。ディレイを駆使しながらルーパー演奏を行うことが可能だ。

■グラフィック・イコライザー 「EQ-200」


ギターはもちろんベースなどさまざまな楽器の音のイコライジング（周波数帯域ごとの音量調整）を行える10バンドのグラフィック・イコライザー。調整できる範囲を30Hz～12.8kHz、32Hz～16kHz、および28Hz～14kHzから選択できるので、楽器の音域に合わせて最適なイコライジングを行える。パネル上には各バンドの周波数カーブをひと目で確認できるディスプレイを装備。また、信号処理のフローをステレオ、パラレル、シリアルから選択可能。接続した外部エフェクト・ペダルの前後どちらにイコライザーを効かせるかを設定することもでき、曲や楽器に合わせて緻密な音色調整が行える高性能なイコライザーとなっている。

■モジュレーション「MD-200」


音に揺らぎを加えて曲やフレーズに印象的な効果を与える「コーラス」や「フェイザー」「トレモロ」などをはじめ、フラッグシップ機「MD-500」から継承した12種類のエフェクト・モードを搭載。パネル上には、RATE（効果の速さ）、DEPTH（効果の深さ）、エフェクト・レベル（効果の音量）に加えて、モードごとに設定できる3つのツマミが並び、直感的かつ緻密な音色設定が可能。また、接続した外部エフェクト・ペダルの前後どちらにエフェクトを効かせるかを設定できるので、たとえば歪み系エフェクトとモジュレーションを組み合わせた音色作りも思いどおりに行える。

■ハイブリッド・ドライブ「OD-200」


BOSSが長年培ってきたギターサウンドに関する知識と技術を駆使した、12種類のオーバードライブ／ディストーションを搭載。アナログとデジタルを組み合わせたユニークな回路設計により、理想的なサウンドを作り出す。音色を調整する3バンド・イコライザーや、ソロ演奏の時などにさらに音を強めるブースト機能も装備。高性能なノイズゲートも内蔵し、深い歪みでもノイズの少ない、タイトなサウンドを得ることができる。