エルヴィス・コステロ、大英帝国勲章OBE受章

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英政府は6月7日、エリザベス女王の公式誕生日(6月第2土曜日)を控え、毎年恒例の女王誕生記念叙勲リストを発表した。

◆受章者のメッセージ

ミュージシャンでは、エルヴィス・コステロとアルフィー・ボーに4等勲爵士(OBE/オフィサー)、M.I.A.に5等勲爵士(MBE/メンバー)が授与されることとなった。

体制や政治を批判する曲を制作してきたコステロは、複雑な想いがあったものの「この非常に驚きな栄誉を喜んで受け入れる」との声明を出した。「“O.H.M.S(On His Majesty's Service=官用)”の手紙を受け取ったときの僕の最初の反応は、“オー・ノー、彼らはとうとう僕を破滅させるつもりだ”だった」という。

一晩考え、母に電話し「もちろん、断るつもりだ」と話したところ、「値するものならば、謹んで受け入れるべきだ」とたしなめられたそうだ。それで、母を誇らしい気持ちにさせようと、考え直したという。コステロの母リリアンさんは、いまはずい分良くなったが、昨年、重い脳卒中を起こしていた。


アルフィー・ボーは「OBE! ものすごい栄誉だ。君らのために作ってきた音楽、僕が続けてきた慈善活動が認められたなんてビューティフルだ。これからも、君たちのために全力を尽くし歌っていく。ありがとう」と、コメントしている。





セレモニーは今後、バッキンガム宮殿で執り行われる。

Ako Suzuki
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