スラッシュ「パフォーマンス中でも、帽子はなぜか脱げない」
スラッシュが、トレードマークのトップハットについて語った。彼に欠かせない、もはや身体の一部になってしまったような帽子は、ライブで激しく動いていても脱げることはないという。
◆スラッシュ画像
南アフリカの新聞『Sunday Times』のインタビューで、トップハットとの出会いやステージでどうやったら頭からそれを落とさずにプレイできるのかと問われたスラッシュは、こう答えた。「どうしてなのか、わからない。でも、脱げることはないんだ。そうしようと思ってたわけじゃないけど、トレードマークになったね」
スラッシュは、初代トップハットを手に入れたときのことを鮮明に覚えているそうだ。「キャリア初期、ステージ衣装を完璧にするためにクールな帽子を探してた。1985年、ウィスキー・ア・ゴー・ゴー(ハリウッド)でプレイするとき、LAのメルローズ・ブルーバードに行って、Retail Slutって店のショーウィンドーでこのトップハットを見かけたんだ。店の中に入ってチェックしてみたら、すごく格好いいと思った。で、買ったんだ。それから隣にあるLeathers & Treasuresってヴィンテージ・ショップでコンサート・ベルトを手に入れ、それを切って帽子に巻き付けた。それが俺の帽子になった。その夜のギグで初めてかぶったんだ」
「その夜から、俺の帽子は俺にとって居心地のいいものになった。それに、その陰に隠れることができるようにもなった。俺はパフォーマンスが大好きだが、俺を観ているオーディエンスと目を合わせるのは苦手なんだ。帽子と髪は以来ずっと俺には欠かせないものだ」
スラッシュは1月からマイルス・ケネディ&ザ・コンスピレーターズとアジア・ツアーを開催。日本では1月15日大阪(なんばHATCH)、17日東京(新木場STUDIOCOAST)でプレイする。
Ako Suzuki
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