あれから18年、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』公開
1999年に全米公開、日本でも2000年に公開し大ヒットを記録し、社会現象にもなった伝説の音楽ドキュメンタリー『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』。あれから18年、グループによるステージでの活動に終止符を打つと決めた現メンバーによる“アディオス”(さよなら)世界ツアーを収めた、ヴィム・ヴェンダース製作総指揮の音楽ドキュメンタリー『Buena Vista Social Club: Adios(原題)』の邦題が『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』に決定し、ギャガ配給作品として7月20日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他全国順次公開される。
この度解禁する映像は、キャリアの大部分を失望の連続で過ごした伝説のヴォーカリストのイブライム・フェレールが、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(BVSC)で再び脚光を浴び、名曲「カンデーラ」を大熱狂の観客とともに歌う本編映像。BVSCのレコードプロデューサーのニック・ゴールドがその歌声を聞き「美しくて衝撃を受けた」と称えるイブライム・フェレールは、BVSCのセッションを始める1997年頃はすでに70歳を超え、音楽に失望し、一線を退き、靴磨きで生計を立てていた。そんなイブライムは映像の中で、第二の人生ともいえるBVSCでの活動について「頬をツネりたくなるよ。いまだに夢を見ているんじゃないか、こんな大成功を収めるとは想像もしなかったよ」と言い、イブライムと50年に渡る友情を持つ伝説のディーバのオマーラ・ポルトゥオンドは彼の頬を、夢じゃないわよ、と彼のこれまでの苦労を労うかのようにお茶目になでる。
2000年から始まった世界ツアーは、ロンドンのハイド・パークでエルトン・ジョンが8000人を集めるライブ前日にBVSCは1万4000人を集める人気ぶりで、映像には日本人ファンが「すごいびっくりしました!」と大興奮でコメントする姿もあり、当時の彼らの世界的人気を表す。そしてバンドマスターのファン・デ・マルコスも「このスーパースターたちを誰もが100年忘れないだろう。」と語る。最後はイブライムが、前作でもおなじみの人気のナンバー「カンデーラ」を歌い観客は両手を上げて大歓声の大熱狂、エモーショナルで感動的なライブシーンとなっている。老いてなお情熱や艶やかさを失わない、音楽の女神に愛された彼らの姿をぜひ劇場で楽しんでほしい。
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』
製作総指揮:ヴィム・ヴェンダース 他
監督:ルーシー・ウォーカー
出演:オマーラ・ポルトゥオンド(ヴォーカル)、マヌエル・“エル・グアヒーロ”・ミラバール(トランペット)、バルバリート・トーレス(ラウー)、エリアデス・オチョア(ギター、ヴォーカル)、イブライム・フェレール(ヴォーカル)
原題:Buena Vista Social Club: Adios/2017年/イギリス/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/110分/字幕翻訳:石田泰子
後援:駐日キューバ共和国大使館 インスティトゥト・セルバンテス東京 日本人キューバ移住120周年
配給:ギャガ (C)2017 Broad Green Pictures LLC
gaga.ne.jp/buenavista-adios
◆『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』 オフィシャルサイト(GAGA)
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