マーシャル、新開発パワーリダクション回路搭載でヴィンテージスタイルの真空管サウンドが楽しめる「Originシリーズ」

ヴィンテージスタイルの真空管マーシャルアンプならではの太くオーガニックなサウンドを手頃な価格で楽しめるフルバルブ（真空管）アンプ「Originシリーズ」が登場。コンボアンプ3機種、アンプヘッド2機種のラインナップでヤマハミュージックジャパンより7月25日に発売される。

「Originシリーズ」は、コストパフォーマンスに優れたフルバルブアンプ。最もシンプルな小型の5Wコンボから、より充実した機能と十分なパワーを誇る20Wヘッド＆コンボ、本格的なステージパフォーマンスに対応する50Wヘッド＆コンボまで計5機種をラインナップする。

全機種に新開発のパワーリダクション回路を搭載し、サウンドのニュアンスはそのままに段階的に出力レベルを下げることが可能。アンプのボリュームを上げてパワー管をオーバードライブさせた時に得られる、豊かな倍音を含んだ艶やかなサウンドを、より多くのシチュエーションで楽しむことができる。

また、往年のマーシャルアンプの「Normal」チャンネルと「High Treble」チャンネルのサウンドキャラクターを任意にブレンドできるTILTコントロールを搭載。太く温かみのあるトーンから切れ味するどいサウンドまで、シンプルなシングルチャンネルでありながら幅広いサウンドバリエーションを生み出すことができる。

■シンプル＆コンパクトな「Origin5」

「Origin5」は、プリアンプ部にECC83を2本、パワーアンプ部にEL84を1本搭載。音量に応じて澄んだ「クリーン」から自然な「クランチ」に変貌していく、往年のスタイルを踏襲した1ボリューム＋3バンドEQ仕様のシンプルなフルバルブアンプとなっている。フットスイッチでの切替も可能なゲイン・ブースト機能、サウンドキャラクターを変化させられるTILTコントロールにより、レトロ感溢れるクリーントーンからエッジの効いたナチュラルオーバードライブサウンドまで、さまざまなサウンドメイクが可能。セレッション製「Eight-15」8”スピーカーを搭載し、出力レベルを5Wから0.5Wに下げることができるため、自宅練習や小規模なリハーサル環境に最適なモデルだ。

■歪みと音量を自在にコントロールできる「Origin20」


「Origin20」は、プリアンプ部にECC83を3本、パワーアンプ部にEL34を2本搭載し、ヴィンテージスタイルを踏襲しつつ、さらに使いやすく進化させた、コンパクトながらも本格的なフルバルブアンプ。プリアンプ部での歪み量を調節するゲインコントロールにより、音量に関わらずクラシックなオーバードライブサウンドを得ることが可能。音量を上げるとパワーアンプ部が自然にオーバードライブし、ロックギターサウンドの礎となった伝統のサウンドが炸裂。フットスイッチで切り替えられるゲイン・ブースト機能や、TILTコントロール、パワーリダクション回路を組み合わせることで、自宅練習から大音量を必要としないステージパフォーマンスまで、使用環境に適した音量レベルでさまざまなスタイルのサウンドを楽しめる。1/4”DI出力端子も搭載し、ホームレコーディングにも対応。コンボタイプの「Origin20C」にはセレッション製「V Type」10”スピーカーを1基搭載する。

■ステージパフォーマンスで本領を発揮する「Origin50」


「Origin50」はプリアンプ部にECC83を3本、パワーアンプ部にEL34を2本搭載。「Origin20」の機能と操作性はそのままに50Wクラスへパワーアップした、本格的なステージパフォーマンス向けモデルとなっている。最小5Wまで出力レベルを下げることができるパワーリダクション回路により、小規模なステージでもサウンドのクオリティを妥協することなく、最適な音量でのプレイが可能。コンボタイプの「Origin50C」にはセレッション製「Midnight 60」12”スピーカーを1基搭載する。