【インタビュー】＜ルナフェス直前＞INORAN、「お行儀よくしなくてもいいんじゃない？」

■本気で音を出している人たちと
■一緒に音を鳴らしたい。それだけなんです

──同じロックバンドでしょ？っていう。前回のインタビューでもお答えいただきましたが、今回の出演者の中でOLDCODEXはINORANさんとの交流があるアーティストで。

INORAN：そうですね。1回コラボしたことがあって。

──「HEAVEN」という曲をOLDCODEXに書き下ろしてプロデュース、ギターも弾いてミュージックビデオにもゲスト出演しました。

INORAN：そう。彼らのライブを観てもらえばわかるけど、いい音出してるので、今回出てもらったら面白いんじゃないかと思ってオファーしたんです。そうしたら忙しい中、スケジュールを調整してくれて。

──OLDCODEXは日本武道館公演でメンバーが2人になって、INORANさんが最初に手を差し伸べてくれたから今の自分たちがあるというニュアンスのことを話していたんです。「HEAVEN」からライブを始めたりしていましたからね。

INORAN：そう思ってくれたのなら嬉しいし、あのコラボは本当に一緒に音を鳴らせたと思ってるから、6月に幕張メッセで同じ日にプレイするのも楽しみですね。

──もしかしたら一緒にステージに立つかもしれないですしね。

INORAN：そう……かもしれないですね（笑）。

──coldrainとの関わりは前回インタビューでもお話いただきましたが、彼らの出す音はどう感じているんですか？

INORAN：尖った音を出している本物だし、オレはああいう音は出せない。ボーカルもカッコいいし、オンリーワンだと思ってるから。今回も前回に続いて出てくれるのはすごく嬉しいですね。

──その人にしか歌えない歌、出せない音を出すアーティストが集結するのが一貫した＜LUNATIC FEST.＞の核心でもあるんでしょうか？

INORAN：そうですね。カッコいい音を出しているバンドなり、アーティストしか出ていない。

──それと固定概念を壊すフェスっていうのもコンセプトですよね。堅苦しい意味ではなく、ジャンルを決めつけるのは面白くないっていう。

INORAN：さっきと重複してしまいますけど、本気で音を出している人たちと一緒に音を鳴らしたいよねっていう、それだけなんですよ。ほかのフェスとは全然違うし、観て感じてもらえばわかると思います。ロックに関しては「もっとめちゃくちゃやったほうがいいんじゃないの？」っていうのはあるかな。法に触れるとか、わがままとかじゃなくてね（笑）。もっと自分のネイキッドな部分を出して、好きだったら「好き！」って言ったほうがいいし、あまりお行儀よくしなくてもいいんじゃない？って思います。だって伝えるのは熱でしょ？　自分から熱を発さないと。発しているふりとかしてると見透かされるのがロックという音楽だと思う。

──では、最後にBARKS読者にメッセージをお願いします。

INORAN：「どうしようかな」と思っている人、悩んでいる人は絶対に観ておいたほうがいい。今回の＜LUNATIC FEST. 2018＞の組み合わせもそうだし、会いたいと思う人には絶対にすぐに会いに行ったほうがいいと思うから。

──音楽に限らずっていうことですか？

INORAN：限らず。観たいと思ったものは観ておかないと、後にいろんな理由でその機会がなくなることもあるから。とにかく、このフェスは会いに来て感じに来てほしいですね。

取材・文◎山本弘子





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