ラム・オブ・ゴッド、デビュー当時のバーン・ザ・プリースト名義で作品をリリース

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ラム・オブ・ゴッドがハードコアへの原点回帰を図った。偉大なる先達に捧げるカバー・アルバム『リージョン:XX』の2018年6月22日発売だ。

◆バーン・ザ・プリースト(ラム・オブ・ゴッド)映像&画像


この作品はラム・オブ・ゴッドと名乗る前のデビュー時のバンド名:バーン・ザ・プリーストの名義でリリースされるアルバムだ。アンダーグラウンドで活動していた彼らのルーツに迫る作品で、ここに収録されているのはバッド・ブレインズ/アグノスティック・フロント/クロ・マグス/クイックサンド…など東海岸ハードコアの伝説的バンドからシアトルのハードコア・バンドであるジ・アキューズド、インダストリアル・メタルを代表するミニストリー、孤高のヘヴィ・ロック・バンドのメルヴィンズ、アンスラックスのメンバーを含むクロスオーヴァー・スラッシュ・プロジェクトS.O.D.、スティーヴ・アルビニ率いるビッグ・ブラック…など多彩なアーティストの楽曲がカバーされている。

これらの作品は、ラム・オブ・ゴッドが影響を受けたバンドであるのと同時に、ハードコアの大海原へと足を踏み入れようとするリスナーへの格好な入門編とも言える内容だ。ラム・オブ・ゴッドと同郷のヴァージニア州リッチモンド出身でランディ・ブライ(ヴォーカル)が「リッチモンド出身で史上最高のバンド」と語るスライアング・レイオスの楽曲もカバーされるなど、バンドからのパーソナルなトリビュート作とも言える作品だ。

1999年にフィラデルフィアのインディーズレーベル:リージョン・レコーズから発表された『バーン・ザ・プリースト』から20年もの年月が経つことを記念し、本作は『リージョン:XX』と名付けられている。バンドの大半がアルバム『バーン・ザ・プリースト』(1999)当時のメンバーで、唯一後に加入したウィル・アドラー(ギター)は、クリス・アドラーの弟というバーン・ザ・プリースト時代をよく知る一員だ。

いずれの曲もオリジナルの持ち味を生かしながら、ラム・オブ・ゴッドのヘヴィネスとグルーヴ、そしてランディの咆哮が存分に注ぎ込まれている。


バーン・ザ・プリースト(ラム・オブ・ゴッド)『リージョン:XX』

2018年6月22日 発売
【CD】GQCS-90610 / 4562387206636 / ¥2,500+税
※日本語解説書封入
1.インヘリット・ジ・アース [ジ・アキューズド]
2.ハニー・バケット [メルヴィンズ]
3.ケロシン [ビッグ・ブラック]
4.キル・ユアセルフ [S.O.D.]
5.アイ・アゲインスト・アイ [バッド・ブレインズ]
6.アクシス・ロット [スリアン・ラオス]
7.ジーザス・ビルト・マイ・ホットロッド [ミニストリー]
8.ワン・ヴォイス [アグノスティック・フロント]
9.ダイン・アローン [クイックサンド]
10.ウィ・ガッタ・ノウ [クロ・マグス]

【メンバー】
ランディ・ブライ(ヴォーカル)
マーク・モートン(ギター)
ウィル・アドラー(ギター)
クリス・アドラー (ドラムス)
ジョン・キャンベル(ベース)

◆バーン・ザ・プリースト(ラム・オブ・ゴッド)『リージョン:XX』レーベルページ
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