ザ・キュアーのロバート・スミス「新しい音楽を作りたくなった」
ザ・キュアーは来月、デモを制作するためスタジオへ入るそうだ。シンガーのロバート・スミスは、6月にロンドンで開かれる<Meltdown Festival>のキュレーターを務め、新しい音楽に触れる機会が増えたことで、創作意欲がかき立てられたという。
◆ザ・キュアー画像
スミスはBBC のラジオ6 Musicの番組に出演し、「曲を書かねばならないという状況に自分を置くのは嫌だった」が、「この半年、これまでにないほど新しい音楽を聴いてきた。そして突然、新しい音楽を作ろうってアイディアに心を奪われたんだ。いい影響だ。面白いことに、Meltdownをやることで刺激を受けた。来月、デモを作るためにスタジオを予約したよ」と話した。
スミスが監修した今年の<Meltdown Festival>は6月15~24日開催。ナイン・インチ・ネイルズ、プラシーボ、マニック・ストリート・プリーチャーズ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、モグワイ、リバティーンズ、デフトーンズ、ザ・サイケデリック・ファーズ、Alcest、65daysofstatic、The Anchoress、Kathryn Joseph、MONOらが出演。スミスが声をかけたほとんどのミュージシャン──ザ・ローリング・ストーンズを除く(スミスいわく「丁寧に断られた」)──が出演を承諾してくれたという。
ザ・キュアー自身は7月にロンドン市内で40周年記念公演を開催し、そのチケットを買ってくれた人達にアンフェアとなるため、<Meltdown>には出演しないが、スミスのみが「僕がよく知っている4人+α」でパフォーマンスするそうだ。
ザ・キュアーが最後にスタジオ・アルバムを発表したのは2008年の『4:13 Dream』。2014年、同作と同じ時期にレコーディングされた曲を集めたアルバムをリリースすると言われたが、実現しなかった。
Ako Suzuki