Waldorfから待望のユーロラック仕様フィルターモジュール「vcf1」登場、ディストーションやドライブセクションも装備
ドイツの老舗シンセサイザーメーカーWaldorf Musicから、ユーロラック製品第6弾として、待望のアナログフィルターモジュール「vcf1」が登場した。
Waldorf Music社は一昨年よりユーロラック製品に参入し、Waldorfならではのユニークな製品をリリースし続けている。その第6弾として登場したフィルターモジュール「vcf1」は、Waldorf社が誇るシンセサイザーのノウハウを活かしたフィルターモジュール。人気のアナログシンセサイザー「ROCKET」や、アナログフィルターバンク「2-POLE」に搭載されている高性能アナログフィルターを18HPサイズのユーロラック仕様にアレンジした製品だ。
Waldorfのフィルターは、最も洗練されたフィルターとして何十年もの間、世界中のミュージシャンやプロデューサーに認知されている。なぜなら、Waldorf社のすべてのシンセサイザーは、スムーズな暖かみとアグレッシブなパンチをブレンドしていることが証明されているからだ。このパワフルなフィルターモジュールを自身のユーロラックシステムに追加すれば、音づくりの幅が格段に広がるというわけだ。
「vcf1」のすべてのパラメーターはフロントパネル上に配置され、頑丈なノブで直観的に操作できるようデザイン。また、すべての入出力もパネル上に配置されている。フィルターは、12dB/oct.のスロープを持ち、ハイパスフィルター、ローパスフィルター、またバンドパスフィルターとして動作。スムーズなレゾナンスフィルターは、もちろんセルフオシレーション(自己発振)もする。
▲多彩なサウンドメイクが楽しめる「vcf1」のブロックダイヤグラム。
さらに信号経路のフィルターセクションの前にディストーションセクションも装備。たとえば新たな倍音を付加するといった音づくりの可能性を広げている。そして、よりサウンドを汚したり、エネルギッシュにしたいというユーザーのために、フィルターセクションの後にドライブセクションも配置されている。なお、ディストーションセクションはシグナルプロセッシングを独立して行うことも可能だ。
製品情報
・マルチモードタイプ12 dB/oct. アナログフィルター(ディストーションセクション装備)
・信号経路:ディストーション → フィルター → オーバードライブ
・2系統のゲイン搭載アナログ入力
・セルフオシレーション可能なレゾナンスフィルター
・2系統のカットオフコントロール用CV入力(1つは±のアマウント設定可能)
・レゾナンスコントロール用CV入力
・レベルコントロール搭載プリフィルターディストーション(個別使用可能)
・ゲインコントロール搭載のポストフィルターオーバードライブ
・ディストーション出力
・独立した3系統(HP、BP、LP)のフィルター出力
・ドライブ出力
・バス: EuroRack 本体側10ピン/モジュールラック側16ピンコネクター(電源供給)
・電源: +12V/100mA、-12V/100mA
・外形寸法:91.4mm (18HP)×133.3 mm (3U)×25mm (W×H×D)
・重量 : 320g
◆vcf1
価格:47,000円(税別)
発売日:2017年9月8日(金)
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