【インタビュー】千歌繚乱出演バンド・HOLYCLOCK、“内面的バイオリズム”をいかに音と言葉で描けるか
■シングル「憧憬と憐憫の流星群」は
■HOLYCLOCKとしての新しい挑戦
――4月にリリースされたシングル「憧憬と憐憫の流星群」はどんなテーマで制作されたんですか?
薫:1曲目の「憧憬 -方舟に眠る君への手紙-」はイスラエルの砂漠をイメージしたHOLYCLOCKらしさ全開の曲。2曲目の「憐憫 -記憶に眠る鎮魂歌-」はあえてデジタルサウンドを削ってHOLYCLOCKっぽさをそぎ落とすことに挑戦した曲です。
▲琢弥(Gt) |
やひろ:そして3曲目「流星 -瞳に映らない観測者-」はもともと無料配布していた「HOLY NIGHTMARE」というバラードを、今龍太朗が歌ったらどうなるんだろうと思ってリアレンジした曲です。1曲目と2曲目の描かれたストーリーが行きつく先になっています。
――3曲を通してひとつの物語になっているんですね。
薫:そうですね。HOLYCLOCKとしての新しい挑戦もできたし、今の自分たちを一番表現できた作品です。
――そしてこのシングルを持って4月から8月まで発売記念ツアー<I.A.R.A>を開催されている。現在日程の3分の1ほどが終わったところかと思いますが、お客さんの反応はいかがですか?
やひろ:新曲ってお客さんもどうやってノればいいのかとか戸惑って受け入れられるのに時間がかかりますよね。でもこうやって長い期間かけてツアーを周っているからかすんなり受け入れられていった気がします。
▲やひろ(Ba) |
龍太朗:シングル「憧憬と憐憫の流星群」に“願い”というキーワードがあるんです。私は音や言葉というものは目に見えないですが気化されるというか、空に舞っていって、夜に輝く星のようにまた違う場所で違う誰かの心を照らしてくれるんではないかと思っているんです。
――なんだかロマンチックですね。
龍太朗:願いも同じで私たちの願いも誰かの願いも、遠くのまた違った誰かに届くといいなと思って。その願いが積み重なるとき、天にも届く“バベルの塔”になるのではと思っています。HOLYCLOCKもみなさんとともにライブを通して楽曲を育ててもらっていて、それぞれが僕たちの楽曲に込めた願いや想いを積み重ねてくれています。ワンマンライブではそうして積み重ねてきたみんなの想いを表現したいという気持ちからこのライブタイトルを掲げました。塔が破壊されるのか、さらに高く積みあがっていくのかは、ワンマンで見届けて欲しいです。
――<千歌繚乱>もそのひとつの礎になれたら嬉しいです。
龍太朗:礎になるのはもちろんですが、ライブという「聖なる時間」は二度と同じものはいので、ぜひ<千歌繚乱>でこの日にしか感じられない何かを多くの人の心に残せたらなと思います。
取材・文◎Yoko Hattori(BARKS)
<千歌繚乱vol.12>
出演:乙女国家 / ギザ / DAZ / DatuRΛ / BABOO / PIGLOW in GLOOMY / HOLYCLOCK
会場:渋谷REX
料金:【先行チケット】3,500円 【一般チケット】3,800円 【当日券】4,000円 ※ドリンク代別途
チケット受付
5月23日12:00~6月14日(水)23:59
チケット購入ページURL:[チケットデリ] http://ticket.deli-a.jp/
5月23日12:00~6月19日(月)
チケット購入ページURL:[イープラス]http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002223473P0030001
「憧憬と憐憫の流星群」
¥1500(税別)CMCD-198
1.憧憬-方舟に眠る君への手紙-
2.憐憫-記憶に眠る鎮魂歌-
3.流星-瞳に映らない観測者-
<「憧憬と憐憫の流星群」発売記念ツアー<I.A.R.A>FINAL ONE MAN バベルの塔>
開場18:00/開演18:30
前売 ¥3000 当日¥3500(D別)
【CAST】HOLYCLOCK
【チケット】5月26日(金)~6月7日(水)e+イープラスプレオーダー受付。お1人様4枚まで。
6月19日(月)よりe+イープラス一般発売開始。バンド物販、バンド予約有り。
【入場順】1.e+イープラスプレオーダー、2.e+イープラス、3.バンド物販、4.バンド予約
【問】BRONZE:06-6282-7129
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