大村憲司、艶やかに輝く未発表音源を含むベスト・ライヴ・トラックスシリーズの新作をリリース
1998年の逝去以来19年、未発表音源が続々と発掘されリリースされている大村憲司。残されたギターの響きは、さらに艶やかさと歴史的価値を増して今も聴き継がれている。その大村憲司の新たなるライブ音源がリリースとなる。
大反響を呼んでいるベスト・ライヴ・トラックスシリーズの第7弾『レインボウ・イン・ユア・アイズ~ベスト・ライヴ・トラックス VII』だ。このタイトルは、大村憲司のキャリアの中で、ある時期よく演奏されていた楽曲「レインボウ・イン・ユア・アイズ」からとられている。1978年から1980年頃、故レオン・ラッセルによるこの楽曲を大村はよく演奏していたという。
2003年に『ベスト・ライヴ・トラックス』として2作が音源化され、10年以上の月日を経た2015年、『ベスト・ライヴ・トラックス・シリーズ』の掘り起こしが再スタート。4月に『男が女を愛する時~ベスト・ライヴ・トラックスIII』、『大村憲司バンド(ポンタ・セッション4デイズ!)~ベスト・ライヴ・トラックスIV』、8月に『25周年ライヴ~ベスト・ライヴ・トラックス V』、11月には『ケンポン・バンド~ベスト・ライヴ・トラックスVI』がリリースされた。
今作では、名盤「ギター・ワークショップ」のVol.2となる「六本木ピットイン」でのライヴ2テイクを収録。メンバーは村上“PONTA”秀一、小原礼、坂本龍一、ペッカー、そして大村憲司。この豪華なメンバーによるライヴ・セッションがたっぷりと堪能できる。また、デヴィッド・T・ウォーカーの「アイ・ウォント・トゥ・トーク・トゥ・ユー」、B.B.キングの「ロック・ミー・ベイビー」など。ジョージ・ハリスンの名曲「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」は伊藤銀次とアコースティック・デュオでプレイしている。全8曲中6曲が未発表音源だ。
さらに、大村憲司の魅力のすべてを網羅した書籍『大村憲司のギターが聴こえる』が2月1日に発売となる。大村の功績と魅力を伝える集大成的な一冊。レア・トラックスを収録したCD付きとなる。過去に行われたギター・マガジンの全インタビュー再録、ギター・コレクション、機材、所有レコード、本人執筆による文章、ギター・スコア「Left-Handed Woman」、「Georgia On My Mind」、「Maps」などなど、光り輝き続けた至高のギタリスト大村憲司のすべてが入った内容となっている。ファンはぜひ注目してもらいたい。
リリース情報
品番/価格:STPR007/¥2,400プラス税
〈収録曲〉
M1:Rainbow in Your Eyes レインボウ・イン・ユア・アイズ
1978.10.21 六本木ピットイン
(Words&Music:Leon Russell)
ミュージシャン:大村憲司(G)/村上”PONTA”秀一(Ds)/小原 礼(B&Vo)/坂本龍一(Key)/ペッカー(Per)
M2:Tokyo Rose トーキョー・ローズ
1997.4.12 チキンジョージ
(Music:大村憲司)
ミュージシャン:大村憲司(G)/村上”PONTA”秀一(Ds)/青木智仁(B)/小林信吾(Key)
M3:I Want to Talk to You アイ・ウォント・トゥ・トーク・トゥ・ユー
1994.3.31 六本木ピットイン
( Music: David Tyrone Walker)
ミュージシャン:大村憲司(G)/村上”PONTA”秀一(Ds)/青木智仁(B)/小林信吾(Key)
M4:Rock Me Baby ロック・ミー・ベイビー
1994.3.31 六本木ピットイン
(Words& Music: Joe Josea/B.B.King)
ミュージシャン:大村憲司(G)/村上”PONTA”秀一(Ds)/青木智仁(B)/小林信吾(Key)
M5:While My Guitar Gently Weeps ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス
1994.4.14 日清パワーステーション
(Words&Music: George Harrison )
ミュージシャン:大村憲司(G&Cho)/伊藤銀次(G&Vo)
M6:Summertime サマータイム
1997.4.26 六本木ピットイン
(Music:George Gershwin)
大村憲司(G)/村上”PONTA”秀一(Ds)/青木智仁(B)/小林信吾(Key)
M7:Charlotte シャーロット
1989.5.20 神戸メリケンパーク
(Music: 大村憲司)
大村憲司(G)/村上”PONTA”秀一(Ds)/高水健司(B)/続木 徹(Key)/重実 徹(Key)
M8:Rainbow in Your Eyes レインボウ・イン・ユア・アイズ
1978.10.20 六本木ピットイン
(Words&Music:Leon Russell)
ミュージシャン:大村憲司(G)/村上”PONTA”秀一(Ds)/小原 礼(B&Vo)/坂本龍一(Key)/ペッカー(Per)
書籍情報
発売:2017年2月1日
定価:(本体2,800円+税)
仕様:A4変型版/152ページ/付録:CD
ISBN 9784845629916
[Amazon.co.jp]https://www.amazon.co.jp/gp/product/4845629917/
●ギター・マガジンの全インタビュー再録
●バイオグラフィー
●ギター・コレクション、機材、所有レコード
●プライベート・グッズ・コレクション
●写真アーカイブ
●本人執筆による文章、スコアの再録
●オリジナル作品解説
●参加作品解説
●参加作品リスト
●アーティストが語る大村憲司
●ギター・スコア
「Left-Handed Woman」、「Georgia On My Mind」、「Maps」
●大村憲司をめぐる論考
etc.
【CD収録曲】
「Georgia On My Mind」PONTA BOX(1997年11月30日@横浜BAY HALL)より
「Latin Stuff」アルファ・フュージョン・フェスティバル(1978年12月@新宿紀伊国屋ホール)より
「I Ain’t Got Nothing But The Blues」ケンポン・バンド(1998年3月2日@六本木ピットイン)より