【インタビュー】BAND-MAID、「強さの中の不安や弱さ」見せる意欲作『Just Bring It』完成

■かかってこい！
■初めてメイドっぽいことをしています

——アルバムのタイトル『Just Bring It』は最後に付けたんですか？

小鳩：そうです。自分たちが作った曲が多く、曲調も歌詞も挑戦したアルバムでもあるので「どうだ！」って言えるようなカッコいいタイトルにしたいと思っていたら、テレビで見たサッカーのサポーターの人たちのフラッグに“Just Bring It！”って書いてあったんです。調べてみたら「かかってこいや」っていう意味で「このアルバムにピッタリだな」と思ったんですっぽ。自分たちに向けてもご主人様、お嬢様に向けても、音楽シーンに向けても、かかってこい！って。お給仕中にさいちゃんが煽りで使う言葉でもあるし。

——ちなみに「Don’t you tell ME」のミュージックビデオはどんな映像に仕上がっているんですか？

小鳩：今までになかったミュージックビデオです。

MISA：演奏シーンは少なめで。

彩姫：初めてメイドっぽいことをしています。

——演技してるシーンが多めということでしょうか？

小鳩：“素の自分たち”の演技をしました（笑）。見ていただいたら、5人のキャラクターがわかっていただけるかなと思いますっぽ。

——となると、酒飲みで有名なMISAさんは飲んでるんですか？

MISA：ずっと飲んでます。自分で持ってきたので（笑）。

小鳩：映像を見た方は、中身はお酒じゃないだろうと思うかもしれませんが、本物のジムビーム（バーボンウィスキー）が1本なくなってました（笑）。

MISA：全部なくなりました。

彩姫： KANAMIちゃんは足に痣作ってました。

——なんで足に痣が!?

KANAMI：痣ができるぐらい演技しました。

——アクションですか？

KANAMI：普段通りのことをしてただけなんですけど（笑）。

彩姫：打ち所が悪くて。

——どんなミュージックビデオになってるのか不安になってきました（笑）。

AKANE：私はひたすらオムライスを食べてました。大食いなので。

彩姫：ケータリングも食べてさらに撮影でも食べてます（笑）。

小鳩：もう全員、いつもの日常です。

——ははは。ちなみに忙しいかもしれないけれど、そんな5人の理想のお正月の過ごし方は？

KANAMI：私はお母さんのお雑煮を食べて家でゴロゴロすることです。

——具は何が入っているんですか？

KANAMI：母が秋田出身なので獲りたての鶏が入っています。

小鳩：新鮮なかしわってことでしょ？（笑）

MISA：私は岡山出身なので実家に帰っておばあちゃんとか父とか会いたい人に会ってのんびり過ごしたいです。日本酒飲んで（笑）。

AKANE：私はお年玉が欲しいです。

小鳩：何才？（笑）

——たくさん貰ったら何を買いますか？

AKANE：わー、どうしよう。

彩姫：どうせ機材、買うと思う（笑）。

小鳩：むしろ、そこは機材のために使ってほしいっぽ（笑）。

彩姫：私は温泉に行きたい。旅館の美味しいゴハン食べて。

——海が見える温泉とか？

彩姫：ああ、景色は別にいいです。露天風呂付きの部屋があれば（笑）。

小鳩：最高っぽ。お風呂に入りながら日本酒、飲んでほしいっぽ。

彩姫：飲む飲む。浮かばせて。あとは着物着たいですね。

小鳩：小鳩は年越し蕎麦を食べて飼っている猫と一緒にお正月を迎えて、友達と初詣に行って大吉をひきたいっぽ。

——BAND-MAIDのためにも大吉が出るといいですね。年が明けると1月9日に赤坂BLITZでのワンマンライヴですので、最後にやる気のほどをお願いします。

小鳩：国内でのお給仕の中では最大規模の会場なので、赤坂BLITZでお給仕ということに自分たちが一番びっくりしています。不安や怖さもあるんですけれど、やるからにはBAND-MAIDをもっともっと知っていただきたいし、初めてご帰宅（来場）される方も多いと思うので、ぜひともアルバムの曲の雰囲気を掴んでいただけたらと思いますっぽ。

KANAMI：機材も各自新調しているので、たぶん音からして違うんじゃないかと思います。

AKANE：やっとオーダーしたドラムセットで叩けます！

小鳩：セットリストも今までになかった攻め攻めの内容になると思うので、ぜひとも楽しんでいただきたいですっぽ。

取材・文◎山本弘子

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▲BAND-MAID ／『Just Bring It』