ジョニー・サンダース、バイオグラフィ映画制作が決定
ニューヨーク・ドールズ/ザ・ハートブレイカーズのギタリスト、ジョニー・サンダースのバイオグラフィ映画が制作されることが明らかになった。
◆ジョニー・サンダース画像
1987年に出版されたNina Antonia著の『Johnny Thunders: In Cold Blood』をもとに、ビヨンセの「Lemonade」、レディー・ガガ、リアーナ、ザ・ローリング・ストーンズ、マドンナなどのMVを手掛けてきたJonas Akerlundが監督するという。2017年初めに制作を開始する。
折しも今月、ザ・ハートブレイカーズの唯一のスタジオ・アルバム『L.A.M.F.』が、癌と闘病中の脚本家Stephen Sabanのために開かれる慈善コンサートで全曲プレイされることになっている。このプロジェクトには、ザ・ハートブレイカーズのWalter Lure、ブロンディのクレム・バーク、リプレイスメンツのトミー・スティンソン、MC5のウェイン・クレイマーが参加する。
Jonas Akerlundはこのほか、ノルウェーのブラック・メタル・バンド、メイヘムの映画も監督することが決まっている。
パンク・ロックのアイコンの1人、サンダースは1971年にデヴィッド・ヨハンセンと共にニューヨーク・ドールズを結成。多くのアーティストに影響を与え、いまでも崇拝者は後を絶たない。サンダースは1991年4月23日、ニューオーリンズのホテルで亡くなっているのが発見された。薬物が原因とも言われるが、Antoniaは彼の身体から検出された薬物の血中濃度は致命的ではなかったと言及。サンダースの家族も検視の結果、白血病の兆候が見られたと話しており、その死因は謎に包まれている。享年38歳だった。
サンダースを演じる俳優ほかキャスティングはまだ発表されていない。
Ako Suzuki