<サマソニ2016>は舞台裏も熱かった「トップ・アーティストにトップ・クオリティーのサウンドを」
アンダーワールドやレディオヘッドのマリンスタジアム・ヘッドライナーを筆頭に、激熱のパフォーマンスが昼夜2日間にわたって繰り広げられた<SUMMER SONIC 2016>は、今年も多くの感動と忘れられない濃密な音楽体験が繰り広げられた2daysとなった。10万人を優に超えるオーディエンスと数百人に及ぶアーティストによる夏の一大イベントは、非常にエネルギッシュで刺激的なフェス空間を作り出しているが、その裏を支えているのは膨大な数のスタッフ陣である。そして、最高のパフォーマンスを発揮できるようアーティストに対しては最高級のホスピタリティが用意されているのも、サマソニの隠された大きな特徴のひとつだ。
もちろんアーティストにはひとつひとつ楽屋が用意されているが、あわせて一流シェフによる食事が楽しめるアーティストのためのケータリングスペースが別途用意されている。余裕のある広大な敷地には、飲食のみならず様々なリラックスツールもセットされており、マッサージやゆったりとしたソファー、アルコールバーのみならず、卓球台やビリヤードといった娯楽コーナーも完備している特別なスペースだ。アーティストとその関係者以外一切立ち入り禁止となっており、アーティスト同士の交流や海外アーティストとの談笑も行われる究極のリラックスエリアとなっている。
そんな巨大なアーティストケータリングスペースの一角に、今回初めてとなる特別ブースが設置されていた。これは「サマソニを彩る世界中のトップアーティストにこそ“最高峰のサウンド”を体験して欲しい」という思いから実現したもので、ブースには世界最高音質と断言できる選りすぐりのハイエンド・ポータブルプレイヤーと、最高品質のハイエンドイヤホンが用意され、いつでも気軽に試聴/体験できる環境がセットアップされていた。
食事も済んでリラックスしたアーティストがふらりと訪れ、気軽に視聴してみたものの、その突き抜けたサウンドクオリティに電撃を受けたような驚きと感動を覚え、様々なアーティストが歓喜と感銘のコメントを残していくという、素晴らしい体験を生み出すブース展開が繰り広げられていた。
このエリアには、出演アーティストのみならず、バックバンドのメンバーやダンサー、音響スタッフやたくさんのマネージメントスタッフもやってくる。そこには音響を専門とするエンジニアも少なくないが、プライベートでも突き抜けた音環境を持っているかといえば決してそんなこともないようで、初めて触れるポータブルハイエンドサウンドに目からウロコを落とすスタッフもたくさん見かけることができた。ブースには、プレイヤーとして名実ともにトップオブトップに君臨するAstell&Kern(アステルアンドケルン)製のAK380 copper/AK380、AK320、AK70が用意され、イヤホンとしてはJH AUDIO製のLayla II、Roxanne II、Angie II、Rosie、そしてAstell&Kern AK T8iE MKIIが自由に聴けるモデルとして陳列されていた。
8月20日(土)初日のマウンテンステージのオープニングアクトとして会場を温めたJoy Oppositesは、ステージを降りてまもなく当ブースにやってきた。FACTとしても多くの経験を積んだ連中だがポータブルプレイヤーのハイエンド世界は初体験だったようで、「音、すげえ良くて、イヤホンもすごかった。すぐ欲しくなった。いい経験させてもらった。」TOMOHIRO(B/JOY OPPOSITES)、「音にパワーを感じた。スタジオで聴くミックスやマスタリングしている時の感じに近い。俺らが録った感じの再現性がいい」EIJI(Dr/JOY OPPOSITES)、「その時に使ったエフェクターの音まで聞こえた。すごくいい音」ADAM(Vo、G/JOY OPPOSITES)、「プレイヤーのモデルによって音が違った。AK380はミックスのためになるんじゃないかと思った」IMMY(Vo、G/JOY OPPOSITES)と、絶賛の声をあげていた。
▲JOY OPPOSITES
その後やってきたKNOCK OUT MONKEYの面々は、プレイヤーの中にあったXの音源を聴いて「「紅」のクオリティがやばかった。ギターの絡みがあんなしっかり聴けるとは…」ナオミチ(Dr/KNOCK OUT MONKEY)と、よく知る音楽が違って聴こえる事実に脱帽の様子。いつもiPodを使っているというw-shun(Vo/KNOCK OUT MONKEY)は「音にベタツキ感がなくて、立ち上がりと減衰が綺麗」と、その表現力の違いに驚いていた。
▲KNOCK OUT MONKEY
このブースでは、これらプレイヤーやイヤホンがその場で当たるガラガラくじも用意されていたが、見事AK70をゲットしたCHiCO with HoneyWorksのAtsuyuk!(Dr)とkyo(B)も、Astell&Kernサウンドに感銘を受けていたプレイヤーのひとりだった。
「音の分離がまず凄い。機種によってキャラクターがはっきり分かれていて聴いていて楽しかった。男心を刺激する見た目にも惹かれましたよ。操作性もとても良くて感動した。銅の(AK380 copper)がすごかった。イヤホンには興味はあるんですけど、初めてプレイヤーに目を向けました」Atsuyuk!(Dr/CHiCO with HoneyWorks)、「なにより音の分離と立体感。パラで聴けるというか、トラック数がまるで分かる感じ。音に妥協していないのが伝わります」kyo(B/CHiCO with HoneyWorks)と、初体験への興奮が止まらないようだ。
▲左から、CHiCO with HoneyWorksのkyo(B)とAtsuyuk!(Dr)
その後ブースには様々な人々がひっきりなしに訪れていた。スタッフやミュージシャン/ダンサーも多く、RADIO FISHやSwanky Dank、トゥー・ドア・シネマ・クラブ、水曜日のカンパネラ、ゲスの極み乙女。、平井大、FAKY、SHADOWS、ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン、フロー・ライダー、ザ・ジャクソンズからアッコBandまで、バンドメンバーやスタッフ陣もそのサウンドに興味を示していた。隣で卓球を楽しんでいたチャーリー・プースも、ふらりとやってきて試聴を始めたが、真剣な眼差しでそのサウンドを聴き込んでいた。他にも某有名バンドのメンバーがそのサウンドに虜になっていたり、Astell&Kernスタッフの話に真剣に耳を傾けていたり…と、世界最高峰のハイエンドサウンドは、サマソニ出演アーティストにとっても大いなる刺激となって、彼らを楽しませていたようだ。
▲チャーリー・プース
▲FAKYのダンサー達
▲ブース内で最も高い評価を受けていたのは、Astell&Kernフラッグシップ機のAK380 copperだった。
なお、ガラガラくじの金賞(Astell&Kern AK380)を引き当てたのは、SHADOWSのスタッフとして会場入りしていたジャパンミュージックシステムの鈴木健太郎氏、銀賞(JH AUDIO Roxanne II)はトゥー・ドア・シネマ・クラブのサウンドチームが見事引き当て、その場で景品を持ち帰った。羨ましい限りである。
▲Astell&Kern AK380をゲットしたジャパンミュージックシステムの鈴木健太郎氏。おめでとう!
▲JH AUDIO Roxanne IIを見事引き当てたのはトゥー・ドア・シネマ・クラブのサウンドチーム。
●ブース展開モデル
プレイヤー
「Astell&Kern AK380 copper¥OPEN(直販サイト価格549,980円/税込)
「Astell&Kern AK380¥OPEN(直販サイト価格499,980円/税込)
「Astell&Kern AK320¥OPEN(直販サイト価格249,980円/税込)
「Astell&Kern AK70¥OPEN(直販サイト価格69,980円/税込)
イヤホン
「JH AUDIO Layla II」¥OPEN(直販サイト価格399,980円/税込)
「JH AUDIO Roxanne II」¥OPEN(直販サイト価格269,980円/税込)
「JH AUDIO Angie II」¥OPEN(直販サイト価格189,980円/税込)
「JH AUDIO Rosie」¥OPEN(直販サイト価格139,980円/税込)
「Astell&Kern AK T8iE MKII」¥OPEN(直販サイト価格129,980円/税込)
▲左からAstell&Kern AK380 copper、AK380、AK320、AK70
▲左からJH AUDIO Layla II、Roxanne II、Angie II、Rosie、Astell&Kern AK T8iE MKII
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◆取材協力:株式会社アユート
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